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シャルル
ペディの赤いドレスを着せたままの遺体と靴を入れた箱は、ローゼリア旧国王のシャルルのもとへ運ばれた。父は遺体の箱を開けると、足元に置いてあった真っ青な顔で目を閉じたペディと相まみえた。
ペディよ。約束を果たすことはできなかったな。それでもよいのだ。やるべきことを果たしたのだから。
父は娘が安らかに眠るように耳元で穏やかに語りかけた。そして、棺とともに裏庭に埋めて、墓を建てた。
ローゼリア城は二度と赤い女王が生まれることがないように、ギロティーニュのもとで過去の女王の遺体が安置された部屋ともども破壊され、軍などはニコラも含めギロティーニュに編入された。そして、ペディが生んだ子は、ルシアンの血を引いているということで、赤子ながらギロティーニュの王とされてしまったのだ。
一方、エレナは、また住処を追い出される形となった。しかし、ギロティーニュに再び仕えるのには抵抗があり、ヴァルのさらに西へと旅立っていった。




