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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年03月
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【揺花草子。】[#4442] ジャンプしちゃったりもする。

Bさん「昨日は初めて日本で開催されるフォーミュラ E の

    東京ラウンドについてお話ししました。」

Aさん「だね。」

Cさん「ドライバーによっては

    『セツナちゃんが歌った階段を訪れてみたかったから

     東京に来られて嬉しい』

    みたいなコメントを出す選手もいるかも知れないわ。」

Aさん「ドライバーの中でも『ニジガク』が流行ってるんですか。」

Bさん「良く言われる話だけど、他の通常のエンジン、

    まあ F1 の場合はハイブリッドのパワーユニットだけど、

    総じて内燃機関で走るフォーミュラマシンと比較して

    フォーミュラ E のマシンは走行音が全く違う。

    耳を劈くようなエギゾーストノートはなく、

    シュイーンとかキュイーンとかシュバフィーンみたいな

    機械音がサーキットに響くわけです。」

Aさん「なんでシルフィンちゃん混ぜてきた?」

Cさん「ラジコンみたいだと揶揄する声もあるわよね。」

Aさん「まあ・・・新しい価値に批判から入る

    保守的な人たちも一定数いますからね・・・。」

Bさん「でもこれは F1 でも同じで、

    2014年にエンジンから現行のパワーユニット規定に変わって

    エンジン音が全く変わった。

    昔はサーキットで観戦するには耳栓が必須だったなんて言われてたけど

    最近はそう言う話も聞かなくなったよね。」

Aさん「うーん・・・。」

Cさん「それと、フォーミュラ E を特徴づける最も大きな要素として、

    一部のラウンドを除き常設サーキットでなく

    仮説のトラックを使用すると言う点があるわ。」

Aさん「そうですね。」

Bさん「F1 が開催されるサーキットは多くが 4〜6km くらいの長さ。

    常設サーキットで最も短い部類のものが

    オーストリアのレッドブル・リンクや

    メキシコのエルマノス・ロドリゲス・サーキット、

    それにブラジルのインテルラゴス・サーキット。

    これらはいずれも 4.3km くらいです。」

Aさん「ふむふむ。」

Cさん「逆に最長はご存知ベルギーのスパ・フランコルシャンで、

    コース長 7km に及ぶ長さを誇るわよね。

    更にスパは自然の地形を活かした高低差でも知られるわ。」

Aさん「ですね。」

Bさん「一方、フォーミュラ E のトラックは 2km ちょっとくらいの

    レイアウトが多い。

    駐車場や埠頭など広大なスペースにフェンスを配置するなどして

    コースを形作る事が多いから、

    直角ターンやヘアピンなんかが多めになる。

    オープニングラップなんかは狭いとこに複数台のマシンが殺到するから

    クラッシュでコースを塞ぐみたいな事もあったりするよ。

    やっぱりランオフエリアを大きく確保できない仮説サーキットって

    色々厳しいものがあるよなと思うわけ。」

Aさん「うーん・・・。」

Cさん「その一方で、伝統的なモナコのようなコースもあったりするわ。」

Aさん「ですね。F1 のコースレイアウトとほとんど同じだそうですね。」


Bさん「この勢いでマン島での公道レースも

    やってみればいいのにねえ。」

Aさん「1周60kmあるんだけど?」


 2周目の途中でフィニッシュですね。

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