表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
33/44

33 危機

「はっはっはっは!

魔力の隠匿が下手すぎるぞ暗殺者殿?

それをカバーしようとしたのだろうが、魔法使い共も状況把握が苦手なようだな」


「ユウタさん……!

ごめんなさい……ごめんなさい……」


「ユウタ!」


「うるせえぞ2人とも。まだ何ともないから騒ぐな」


急いで下がる。

強がっているわけじゃない。本当に何ともない。

何とも…………


「ゲホッ」


うえ、血だ。健康そのものの人生送ってたから、

吐血は初めての経験だ。


「ユウ……!」


「騒ぐなっつったろ。

ゲホッゲホッ…………解除方法はあんのか」


「ま、魔法は術者の生命力を糧にしています。術者の命が魔法を維持できないくらいまで衰弱すれば……」


なるほど。うえっ、気分悪い。

思ったより進行早いんだな……


「私の<魔聖壁>が物理攻撃を防げないのに気がついたのは褒めてやる。

だが、物理攻撃を得意とする暗殺者がそのざまだ。

魔法強い共は恐るるに足らん。

くくっ、はははははは!!

無様だな暗殺者殿!」


遺跡に響くエルンの笑い声。

勝利を確信した笑い。

人を思うってのは怖いな。人をこんなに強くする。


「……悪いな、ガルーダ…………」


「何を弱気になっている! まだ……」


「お前の師匠、生け捕りは諦めるわ」


絶対に死なねえよ。

もう1度沙由里に逢うまでは。

とは言え、ガルーダには悪いな。

今まで生け捕りにしようと頑張ってたんだが……

ちょっとこれは緊急事態だ。


「ゆ、ユウタさん……?」


「勢い余って殺しちまうと思う。

時間が無い。もう終わらす」


「貴様、一体何を……」


跳ぶ。

ここは四方を壁に囲まれてる。立体的な動きをしても、落下時間とかの無駄が生まれない。

エルンの背後から殴りかかる。

この速度だ。力を入れなくても相当な威力が出る。

命中。自分でもよくわからないくらい速いから

狙いは甘いな。当たったのは……右肩か。


「あぐ、ああああああああああ!!!

く、肩を、貴様っ、その状態でどうして……!

くそっ! <溶赤壁>!!」


溶岩の盾か。

いくつもの盾がエルンを取り囲む。

厄介かと思ったが


「脆いな、魔導師殿」


短刀で1撃。盾を粉砕する。

本気の蹴り。今度はきっちり腹に入った。


「かっ…………!」


声も出ねえか。このままとっとと……


「うっ……ゲホッ! ゴホッ!!」


「ははははは……もう、終わり、だ……

貴様は死ぬ…………絶対に…………」


「死な、ねえ……絶対に…………!」


エルンが更に魔法を使おうとする。

くそっ!

お前の遊びに付き合ってる時間は無いんだよ……!


「<時空破壊>!!」


エルンの魔法陣が歪み、魔法は出ない。

突き出していた腕までひしゃげている。


「ぐおおっ!!

このっ……小娘がああああああああ!!!」


エルンの標的が変わる。

別の魔法陣を出現させたらしい。

だが、


「見苦しいぞエルン!!」


もう1人の魔法使いの怒号が、光と共にエルンに刺さる。

炎の槍が、エルンの胸を貫いていた。


「あ、が…………貴様らあああああああああ!!!」


「失せろ」



エルンの首を、はねた。



こんにちは

小夜寝草多と申します。


主人公のピンチというものは、ハラハラするものです。それが良い! という方もおられると思いますが、私はいかんせんノミの心臓なので、厳しいものがあります。

ですが、このピンチをどうするんだろう……とワクワクするのもまた事実。私はいったいどうすれば……。


ここまで読んでくださりありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ