17 方法
「おい、止まれ。
なんだ貴様ら。観光客か?ここは王の城だ。
一般人は入場禁止。わかったらとっとと戻れ」
見張りガラ悪っ。王の印象悪くするぞ……。
「俺は一般人じゃない。
魔王を倒すために旅をしてる。
この都にクリスタルがあるんだろ?
それに、俺は<暗殺者>だ」
よし、これとリングがあれば通れるはずだ。
「魔法を使ってみろ」
「…………え?」
「<暗殺者>なら強力な魔力を持っているはずだ。
魔法くらい使えるだろう」
なんでそこでリングじゃなくて魔法なんだよ!
よりによって!
い、いいだろう。
リリィとの練習の成果、見せてやる!
「い、いくぞ…………
<炎剣>! んん! んんんんんんん!!!」
「ゆ、ユウタさん……」
「…………ふざけているのか」
結果。追い出された。
リングを確かめろって言っても、検査器持ってくる間に入る気だろとか言って通してくんねえし。
融通が効かねえなあ! まったく……
「悪い、リリィ…………
俺のせいで面倒なことに……」
「そ、そんな、謝らないでください。
でもどうしましょう……あとは自力でクリスタルを探すしか……」
どうしても俺に魔法を修得させるって選択肢は無いんだな。
城に入れないんじゃ仕方ない。
自力で探そう。
だが、
「今日は宿を探して、もう休もう」
朝から昼まで歩きどおしだ。
リリィも疲れただろう。
焦る旅じゃなくなったとはいえ、
この足止めはきついな。
さて、明日はどうしようか。
こんにちは
小夜寝草多と申します。
勇太不憫!!!
この一言に尽きます。
手掛かりは何も無し……
魔法も使えない……
ああ…………
ここまで読んでくださりありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。




