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十四


精霊誕生から二日後。

麗華は今だに出現していない。

忙しいのだろう、なんせダンジョンを中心に街が出来上がり始めてるからだ。

世界樹の景観を大事にしたいので高層の建物はNGとさせて貰った。

この速さについてタロに聞くと相変わらずのダンジョン素材らしい。

しかも、新素材を排出しまくっている我がダンジョン。


如月ホールディングスも気合いの入り方が違うらしい。

社長である響一さんもやたら目撃されてるしな、ダンジョン内で。

まあ、この事業を仕切ってるのは麗華と麗華のお兄さん達。

麗華の兄は3人いるんだが全員が会社を継ぎたくない、現場で働きたいという変人どもだ。

俺なら継いだ上で仕事丸投げ間違いない。


俺はというと日課になりつつある家庭菜園、そしてウッドデッキでのコーヒータイムだ。

ボディガードも敷地内に警備の屯所が出来て解放。

そういえば翠もあの日から見ていない。


ダンジョンと言えば


〉テイムダンジョン

〉レベル四十

〉ダンジョン名 世界樹のダンジョン

〉ランクAAAAA

〉深度AAAAA〜Z

〉全300階階層

〉魔力128,432/269,807

〉スタンピード 設定off

〉魔法陣 on ランク制限on

〉聖域化 


何故かA五ランクにまで成長していた。

日課としてダンジョン確認してたら成長していた。

思い当たる節はあるが何も知らないと言っておこう。

ダンジョン研究者達には報告したから麗華にも連絡はいってると思う。


タロとハナはダンジョンに潜っている。

このダンジョンのモンスターの経験値は美味いらしく順調にレベルが上がっているらしい。


「万事順調…思ってよりスローライフって意外と退屈なんだな」


考えたら趣味は家庭菜園のみ。

民宿計画は頓挫。

だってこのダンジョンに来る人みんなご近所さん、わざわざ泊まる必要ないって。

ダンジョン攻略はもな…以前は必要に迫られてだったからなぁ…


スマホのニュースを確認する。

連日のようにニュースになっている如月ギルド。

そして一面を飾るのはプロハンター試験の緩和策だった。

魔力測定器が出来てからというものプロハンターの数が足りていないというのが実情。

如月ギルドに入りたいと言う人も多いようだ。


「成程」


俺は世界樹ダンジョンを見る。

ちょっくら行ってみますか…。


結果発表。


10階ほど潜ったがモンスターゼロ。

そりゃそうだわ。 如月ギルドの研究者どもが入り浸ってるもん。

研究者にはガードが付く。

つまりガードは暇なのでモンスターを見ると即殺。


唯一あった出来事としては翠に会ったことくらいだ。

俺は攻略してるつもりだったが翠には散歩と思われてたらしい。

後、ダンジョンの成長は翠と四大精霊の影響だと言う事を知った

聞きたく無かった事とすればこのダンジョンは成長し続けると言う事が発覚した事だ。


「なんて送ろう…」


麗華に送るように言われた週一の報告書だ。

『精霊生まれてダンジョンがA五になった。 お肉なら最高級品だよ』

って送ったら返事は一言『有罪』だった。


はっははは…そうだ旅に出よう。




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