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淡々晋書  作者: ンバ
第五十九、司馬亮伝
291/313

六〜十、司馬粹・司馬矩

6.

有五子:粹、矩、羕、宗、熙。


7.

粹字茂弘。早卒。


8.

矩字延明。拜世子,為屯騎校尉,與父亮同被害。追贈典軍將軍,諡懷王。子祐立,是為威王。


9.

祐字永猷。永安中,從惠帝北征。帝遷長安,祐反國。及帝還洛,以征南兵八百人給之,特置四部牙門。永興初,率眾依東海王越,討劉喬有功,拜揚武將軍,以江夏雲杜益封,並前二萬五千戶。越征汲桑,表留祐領兵三千守許昌,加鼓吹、麾旗。越還,祐歸國。永嘉末,以寇賊充斥,遂南渡江,元帝命為軍諮祭酒。建武初,為鎮軍將軍。太興末,領左軍將軍,太甯中,進號衛將軍,加散騎常侍。咸和元年,薨,贈侍中、特進。


10.

子恭王統立,以南頓王宗謀反,被廢。其後成帝哀亮一門殄絕,詔統復封,累遷秘書監、侍中。薨,追贈光祿勳。子義立[3],官至散騎常侍。薨,子遵之立。義熙初,梁州刺史劉稚謀反,推遵之為主,事泄,伏誅。弟楷之子蓮扶立。宋受禪,國除。


(訳)

司馬亮には五人の子がいた。

粹、矩、羕、宗、熙である。


司馬粹しばすいは字を茂弘もこうといったが

早逝してしまった。


司馬矩しばくは字を延明えんめい

世子に拝されて屯騎校尉とんきこういとなったが、

父の司馬亮とともに殺害された。

典軍将軍を追贈され、懐王と諡された。

子の司馬祐が立つと、これを威王とした。


司馬祐は字を永猷えいゆう

恵帝に従って北征した。


帝が長安に遷ると、

司馬祐は国へ引き返した。


帝が洛へ帰還するに及んで

南方の兵八百人をこれに支給し、

特例として四部牙門が置かれた。


永興年間の初期に

衆人を率いて東海王司馬越に身を寄せた。

劉喬りゅうきょうの討伐に功績が有ったので

揚武ようぶ将軍に拝され、

江夏こうか雲杜うんと県を加封された。

以前のものと併せて

二万五千戸となった。


司馬越が汲桑きゅうそうを征伐すると

上表して司馬祐に兵三千を統領させ

許昌の留守をまかせた。

鼓吹、麾旗を加えられた。


司馬越が帰還すると

司馬祐は国へ戻った。


永嘉えいか年間の末期、

寇賊が蔓延っていることから

遂に南遷して長江を渡り、

元帝(司馬睿)の命で軍諮祭酒ぐんしさいしゅとなった。


建武けんむ年間の初期に鎮軍将軍となった。


太興たいこう年間の末期に左軍将軍を拝領し、

太甯たいねん年間に官号が衛将軍まで進み、

散騎常侍さんきじょうじを加えられた。


咸和かんか元年に薨去し、

侍中、特進を追贈された。


子の恭王司馬統(しばとう)が立ったが

南頓王の司馬宗が謀反した事から

廃立を被った。


その後、成帝は

司馬亮の一門が殄滅し

絶えてしまった事を哀れみ、

詔を下して司馬統を再び封じた。


累進して秘書監、侍中となった。

薨じると光禄勲を追贈された。


子の司馬義しばぎが立ち、官位は散騎常侍まで至った。


薨じると、子の司馬しば遵之じゅんしが立った。


義熙ぎき年間の初期に

梁州刺史の劉稚りゅうちが謀反し、

司馬遵之を推戴して君主と

しようとしたが、

事が漏れてしまい、誅に伏した。


弟の司馬楷之の子である

司馬蓮扶しばれんふが立った。


宋が禅譲を受けると、国を除かれた。


(註釈)

○○初、○○中、○○後

(○○は元号)とあるから

○○中はその元号の中期ってことかもしれない。


こーゆー感じの家系図。


司馬懿

司馬亮

├────┬───┬───┬───┐

司馬粋 司馬矩 司馬羕 司馬宗 司馬熙

     │   

    司馬祐

     │

    司馬統

     │

    司馬義

     ├────┐

    司馬遵之 司馬楷之

     │

    司馬蓮扶


長男は夭折してしまったが

次男の子の司馬祐は東海王司馬越につき、

その後東晋に帰順して命脈を保つ。


この辺からだんだん二字なまえ増えてくる。


東晋が滅びると封国没収。しゃーない。


次は三男の司馬羕。


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