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淡々晋書  作者: ンバ
第六十八、顧栄伝
251/313

四、彦先故郷へ帰る

4.

長沙王乂為驃騎,復以榮為長史。乂敗,轉成都王穎丞相從事中郎。惠帝幸臨漳,以榮兼侍中,遣行園陵。會張方據洛,不得進,避之陳留。及帝西遷長安,徵為散騎常侍,以世亂不應,遂還吳。東海王越聚兵於徐州,以榮為軍諮祭酒。

(訳)

長沙ちょうさ王の司馬乂しばがいが驃騎となると

再び顧栄は長史となった。


司馬乂が敗れると、

成都王の司馬穎しばえい

丞相じょうしょう從事中郎じゅうじちゅうろうに転任した。


恵帝は臨漳りんしょうに御幸すると

顧栄に侍中を兼任させ

園陵えんりょうへと向かわせた。


ちょうど張方ちょうほうが洛に據っていて

進む事が出来なくなり、陳留ちんりゅうへ避難した。


帝が西の長安へ遷ると

顧栄を徵し出して散騎常侍さんきじょうじ

任命しようとしたが、

世の擾乱に応じられぬとして

遂には呉へ帰ってしまった。


東海王の司馬越が徐州で兵を集め、

顧栄を軍諮祭酒に任じた。


(註釈)

雇用主がバタバタ倒れていく。

顧栄は優秀で人望あるみたいだから、

みんな使いたがるのかな。


しまいには皇帝の要請無視して

実家に帰ってしまった。


八王の乱って、読んでる俺らですら

うんざりする程グダグダだから、

当事者的にはもっとなんだろうな。


陸機と陸雲の最期のことも

伝え聞いて、いよいよ

「だめだこいつら、付き合いきれん」

と考えたのかもしれない。


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