23.アトラス国編 〜真実〜
「すまない、私の名前はルドラという、、」
「あ、えっと私は、、エレといいます」
「エレか、、いい名だ」
ルドラは少し違和感を持ちながらリエラのことを見た。
「ありがとうございます、、」
リエラは泣きそうな顔をしながら笑った。
ルドラはお茶を用意して机に置き少し落ち着くと
「他に聞きたいことはあるのか?」
「いいえ、大丈夫です。ありがとうございます。」
「そうか、じゃあこの町でゆっくりするといいここはいい町だ」
「はい、ほんとうにありがとうございます。時間をかけてしまいすみません」
「いや、俺もお前に会えてよかったよ」
ーあれ、この人、、、いや、もういいや
「はい」
リエラはさっきとは裏腹に満面の笑みを浮かべて家をさった。
「さてと、どうしよう、、この国は他の国よりは裕福だからお金にはまあほとんど困らないとして、、仕事と家を探さないとか、、」
「誰か!誰かあいつを捕まえろ!」
ードン!!
リエラにものすごい勢いで体当たりをされてしまい思いっきりしりもちをついた。
後から追ってきた青年がリエラが倒れていることに声をかけた。
ー街の人とは違って整った顔、、それに身に纏ってる服も街の人よりは上、、
どのぐらいの立場なんだ、、?
「おい、大丈夫か?」
「ええ、どうしたのですか?」
「いやぁ、それがまいったよー。働いてた分の給料全部ひったくられた。君も気をつけた方がいいよ」
「さっき当たってきたやつですか?」
「ああ、巻き込んでしまって本当にごめんな」
リエラの瞳がうっすらと光った。
「見つけた、、」
「うん?」
リエラは見つけた方向に走った。
「おい、どこに?」
ー多分、そこまで遠くには行ってない、、
物陰に隠れて後ろから魔法陣を出してやろうか、、
リエラは高密な魔法操作でひったくりはんを気絶させた。
「あの、これもらいます」
リエラはひったくりはんから給料が入っている袋をとった。
後から追ってきた青年が驚く顔をした。
「これ、どうぞ」
「あ、ありがとう、、それに、君これって、、」
「魔法です」
「魔法使いなのか!?」
「はい、まあ一応、、、」
ー崩落した身だけどね、、
青年は少し考えて数分が経ち、、
「できれば、困ってるんだこの町が最近魔物に襲われるようになった。できれば、討伐して欲しい、、あとできれば魔物が出る山から遠いのに魔物が出るようになった理由も、、」
「いいですけど、、」
「もちろん、報酬もだす」
「宿ありですか?」
「宿も出す」
ー怪しそうじゃないし大丈夫そうかな?
「では、引き受けます」
「ああ、お願いしたい今からついてきて欲しい」
「はい、わかりました」




