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第74話 聖油の活性化

ポーション完成シーンです!

「あと、その評判が悪いという油見せてくださる?」


 ジャックは躊躇う。家伝の精油は軽々しく人に見せるものではない。しかし恩を受けた身、覚悟を決め鞄の中から今朝搾った聖油の入ったジャーを出してマリーに手渡す。


 手にとって光を透かして鑑定すると、それが何たるかマリーがよく知っているものだった。


「これ、ハーブの腺毛を絞ったエキスね?この瓶といい、このまま使ってたわけじゃないでしょ?」


「はい。家訓に従い毎朝収穫したハーブの花穂を氷水に浸して浮いた腺毛を絞っています。いつもこのまま使ってますが……」


「これはそのまま適応する症例がないわけじゃないけど特殊な病気の場合だけよ。普通はこの次の加工があるの。」


 ジャックは驚いた。初代は確かにこの次に何かをしたものを使い人々を癒していたと聞いてる。しかし家に伝わる手引きにはその工程は書かれていなかった。このお姉さんはその失われた工程を知っているのかも?!


「このジャーには耐圧耐熱性能があって、このまま圧力鍋に入れられるのよ。」


 マリーは圧力鍋に水を注ぎ、ジャーを入れてダイヤルを+0.7気圧にセットして火にかける。


「蓋についてる逆流防止弁は反応ガスで割れるのを防ぐ安全弁。ご先祖はこの瓶を見れば何をするのかわかるはずだと残してくれたのね」


 煮出すこと1時間、取り出された精油はエリクサーを彷彿とさせる神々しいまでの琥珀色の神聖な輝きを放つポーションとなっていた。


「使うにはここまでやったものがスタートラインなの。塗ってよし、食べてよし、吸ってよしの万能聖油なのよ。でも、この状態にしたあとは劣化して眠り薬に勝手に変わってしまうものだから。使う直前に活性化することを伝えて忘れたのかもね……。」

意味もわからず、家に伝わる習わしなのでやっていたハーブオイルを毎朝作ってましたが、マリーのラストワンの工程で神々しい聖油へと覚醒します。

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