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妖魔と共に見る景色  作者: てぃたいむ
第1章 ムネーモシュネー
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人には必ず帰ってくる

ただいま、わたくしは1人で通学路を歩いております。

いつもはいるはずの2人がいません。

ん?なんでって?

委員会の仕事だって…


それで私は1人で歩いています。

前まではそれが当たり前だった。

なのに、今はそれがなきゃ悲しいという感情が表に出てくる。


「はぁ。もうこれ以上やな事が起こらなければいいな」


そう思い歩道橋を登ると真ん中にバットを持った悪そうな見た目の男と、めちゃくちゃがたいのいい男。そして、いかにも普通そうな見た目のやつが座っていた。


邪魔だけど、何も言わないのが正解かな?

頼む突っかかって来ないでね。


そんな願いも虚しく、通り過ぎようといた時に普通そうなみためのやつに話しかけられた。


「おい。お前が和乃か?」

「はい。そうですけど…」


陰キャアピールをして見逃してもらおう


「妹が世話になったな」

「妹?」


なんの話しだ?私はこんなやつの妹と関わりないと思うぞ?


「苗字は何ですか?」

「安藤だ」


そういえばそんなやついじめっ子にいたっけ?


「あぁ、安藤さんの兄でしたか。でもあれは私悪くないので失礼します」

「待て」

「なんですかもう…」


振り返るとがたいのいい男の拳が顔前にあった。


私はそれを片手で受け流し、そのまま顎に1発蹴りを入れた。


男は気絶し、安藤兄は唖然としていた。


「てめぇ!!」


次はバットを持った男がバットを振り上げた。

私はそれを避け、バットを持っている手を持ち思いっきり捻った。


「いててててて!?!?」


バットが手から離れた瞬間バットを持ち、思いっきりスネをフルスイングした。


「っっっっっ!?!?!?」


言葉にできない痛みが男を襲っているだろうな。

と思いつつも躊躇がない私に吐き気を覚えていた。


「妹だけじゃなく、仲間まで…死んで償えええええええ!!!!」


私は右拳を構え突撃してきたのでそれを片手で止め、空いてる方の手で髪の毛をつかみ膝にうちつけた。


男は気絶したうんともすんともいわなくなった。


すると、その場には似つかない手を叩く音が聞こえてきた。

それは女性のものだった。


「素晴らしい。さすがあの方が見込んだ人です」

「誰?」

「私ですか?そんなのどうでいいですが、私はそのチンピラたちの仲間です。かかってきてください」


突然よ仲間宣言がその女から発せられた。

私は困惑しつつも、仕方がないと思い構えた。


「来いよ。それとも勇気がないの?」


私はあえてその女を挑発した。

人は感情的になると行動が単純になる。

これで怒ってくれればいいな。


「そうですか。では遠慮なく」


私は読み違えた。

こんなやつを相手にしてしまったことを。


あいつが動いた瞬間、私はお腹に4発拳を食らった。


とても早く、とても重たい。そんな一撃が4発だ。


当然私は吹き飛んだ。


「かはっ!?」

「立ち上がらないんですか?それとも立ち上がる勇気がないんですか?」


私は言葉を、思っていることを言葉にできなかった。


「そうですか。では終わりにしましょう」


その記憶を最後に、私の意識は飛んだ。

意識が飛ぶ前にわたしはかんがえていた。

なんだったのだろう、あの化け物は…

いや、わかってる。

わかっているんだ。

気配や、佇まいから。

彼女は…

彼女は妖魔だ。

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