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9 冬先輩と一緒に下校しました

「じゃあ、僕はこっちがわだから」


「ああ、明日学校でな」


「明日も何とか頑張ろうね」


 校門を出で途中まで多人数での集団下校のようか感じになっていたが、二つ目の交差点に差し掛かった所で僕はみんなと別れた。

 他の人達はそのまま真っすぐ進んでいくのだが、僕の家は左折してから真っすぐ歩いた場所の住宅街になるからだ。

 ここから先は一人になると思っていたが……。


「ここからはキミと二人きりだね♪」


 何と冬先輩も一緒なのだ。

 嬉しそうな表情で僕の腕を組んで来ている。


「えっと、冬先輩もこの道ですか?」


「そうだよ。 ボクの家もキミが向かう先の住宅街にあるのさ。 ボクの家と優真くんの家とでは少し離れてるけど、ある意味近所なんだね」


「それは僕も驚きましたよ」


 冬先輩の自宅も僕が住む家がある住宅街にあるとの事。

 僕の家とは少し離れているが、ある意味で近所になっているというのは、今初めて知った事だ。


(しかし、いきなり腕を組んでくるなんて、積極的すぎないか?)


 それよりも冬先輩の積極的な行動に僕の心が持たない。

 何だかだで中学生までは、あまりコミュニケーションを取れなくて、友達がほとんどいなかったからね。


「さて、折角こうして出会ったんだ。 お互いの好きなゲームを教え合おうじゃないか」


「あ、ああ、そうか。 冬先輩もゲームが好きなんでしたっけ」


「そうそう。 それでキミの好きなジャンルは何だい?」


 相変わらず僕の腕を組みながら冬先輩は僕の好きなジャンルを聞いて来た。

 僕の好きなジャンルは少な目なのが玉に瑕だけどね。


「僕は……基本はRPGかな? 他のジャンルも出来ないことはないけど。 FPSは酔うから苦手なんですよ」


「おお、RPGが好きなのか。 代わりにFPSは苦手と……。 まぁ、ボクもあれは苦手だしね。 画面酔いしやすいから」


「冬先輩の好きなジャンルは何ですか?」


「ボクはアクションかな? 次点でRPGやシューティング」


「アクションか……。 格闘の方ですか? それとも……」


「普通の横スクロールアクションだね。 格闘もやれないことはないけど、弱いしね」


 冬先輩と好きなジャンルで盛り上がっていたが、僕はメインはRPGだけど冬先輩はアクションのようだ。

 ただ、RPGもやれるって話だから、上手くいけば話が盛り上がるかもしれないな。


「ちなみにボクの苦手なジャンルはホラー。 覚えておくようにね」


「あ、はい」


 そして冬先輩の苦手なジャンルはホラーか。

 僕もあまり好きじゃないからねぇ。


 そんな感じで冬先輩とゲームの話で盛り上がりながら途中まで一緒に帰宅したのだった。


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