8 悪崎や取り巻きを先輩達が対処します
「やれやれ、早速対処しないとダメかぁ」
「学園長から許可出されてるとは言え、自己中心っぷりには呆れるわね」
「さぁて、お前ら覚悟しろよ」
絶叫しながら僕達に襲い掛かろうとする悪崎とその取り巻き達。
それに対応するのは冬先輩と神薙先輩と太田先輩だ。
向こうは40人に対し、三人で相手にするって不味くないかな?
「まぁ、見ててよ優真くん。 ボク達の対処を」
そんな不安が顔に出ていたのか、冬先輩が僕の傍に来て優しく声を掛けた。
そして、すぐに取り巻き達に視線を向ける。
「そぉいっ!!」
冬先輩が可愛い掛け声と共にジャンプしながら回し蹴りを繰り出して、複数の取り巻きをなぎ倒した。
(あ、スカートの中が見えて……、白……)
短めのスカートで回し蹴りをしたので、冬先輩のスカートの中が見えてしまっていた。
ちなみに白だった。
「そりゃあぁぁぁ!!」
「ぐぎゃあぁぁぁぁ!!」
神薙先輩も竹刀で思いっきり相手を薙ぎ払っている。
「はあっ!!」
「ぐはぁっ!!」
太田先輩も蹴り技を駆使して、取り巻き達を蹴り倒している。
「す、すごい……」
「三人で取り巻き達相手に無双してる」
「く、くそっ、何で【清光の十女神】のうちの三人が陰キャたちと一緒に……」
「何でって、お前らの学校のルールを無視するほどの自分本位の被害に遭ってる者に手を差し伸べるのは至極当然なんだが?」
取り合き達がいともあっさりと気絶させられている様子に悪崎が歯ぎしりしながらそう発言する。
対する神薙先輩の答えには僕は納得している。
学校のルールを無視してでもカーストを制定して支配したいという自分本位の被害に僕達は遭っているのだしね。
「五月蠅い! 俺様はこの学園の支配者になるんだ! どの学校も俺様の家系に従うべきなんだ!! 漫画やゲームが趣味の陰キャというゴミ以下の存在がいるから掃除しないといけなんだよ!!」」
「五月蠅いのはお前だよ」
そこで僕は何かが切れて不意に悪崎の腹部を思いっきり殴りつけた。
「あぐあっ!!」
思いっきり殴られた悪崎は腹部を押さえて蹲り、そのまま嘔吐した。
「お、おおぅ、優真くんステイステイ」
「キレちまったなぁ。 まぁ、しゃーないか」
「自業自得ね」
冬先輩はそんな僕を見てオロオロしながら僕を宥め、神薙先輩や太田先輩は蹲る悪崎を見下ろしていた。
「すまない、諸君。 まさか奴が執念で脱走するとはな。 午後の授業をつぶしてまで奴らを教育しようとしたのだがね」
そんな時、学園長先生がそう言いながら二学年や三学年の教師たちを連れて来た。
脱走した悪崎たちを改めて捕まえるつもりだろう。
一学年の担当教師は、奴らの脅しに屈されて動けないからなぁ。
しかし、自分達が支配者になるんだという願望が執念となって脱走のきっかけを起こすとはある意味恐ろしいよなぁ。
学園長先生が僕達や冬先輩達に謝罪した後、悪崎たちを再度学園長室へと運び出していったのだった。
その後僕達は冬先輩達と一緒に下校したのだった。
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