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12 悪崎がまたやらかしたようです

「何だぁ? 俺様を睨みやがって。 ここは俺様がルールなんだぞ」


 教室に悪崎と取り巻きが来た瞬間、三人の教師と他の生徒が悪崎を睨みつける。

 本来なら悪崎達は停学処分に処されているので、学校に来れるわけがないのだ。


「お前たちは昨日、停学処分になったという事を忘れてるのか?」


「はっ、そんなの俺様の仲間の奴が金を積ませてなかった事にしてもらったのさ」


「どけよ! 俺達は学校に来てんだからお前らは帰れよ」


 うわぁ。

 取り巻き達のうちの一人が誰かが金をモノに言わせて処分をなかったことにしやがった。

 これに対する教師たちの怒りの炎は膨れ上がっているはずだ。


「ああ、それなら学園長が処分して新たな教頭先生が入ってきてるぞ。 だから、お前たちの停学処分は継続……どころか延長したぞ」


「何だと!?」


「それに、学園長はあなたの両親にクレームを入れたわよ。 どんな教育をしているんだってね。 警視総監と政治家を兄弟に持つ学園長を敵に回したのが運の尽きだったわね」


「学校のルールで禁止されてるスクールカーストを作ったんだ。 自業自得として停学を受け入れるんだな」


「断る!!」


 三人の教師たちの威圧感を込めた発言をモノともせずに悪崎が食って掛かる。

 ここまで来ると、自分の都合の悪い部分は聞く耳持たない感じだなぁと思う。


「ここは俺様がルールだ。 お前らこそこの教室に不要なゴミの存在だ!! 早く出て行ってもらおうか!!」


「ほぉ、ガキが口出しするのか……」


「当たり前だ! お前らのようなゴミは不要だ!!」


「ゴミはお前だよ……。 いや、お前たちはゴミ以下かなぁ」


 教師たちと悪崎の言い争いをしている時、悪崎の背後に現れたのは……。


「冬先輩!?」


「もう一人もいる!? 先輩っぽいけど……?」


 冬先輩ともう一人の先輩だった。

 何でこの教室に来たのかと思ったが、冬先輩はかなりお怒りの様子なのでおいそれと聞きにいけない。


「まさか、前教頭をお金で買収して停学をなかったことにさせるとはね。 すぐにお父さんに報告して良かったよ」


「そうだね、花蓮ちゃん。 で、先生。 こいつの肩を砕いてもいいですか?」


「あ、ああ……。 それよりも二人は何故ここに?」


「私達の担任の先生が、一学年の教室に向かってあげてくれって言われたんですよ。 嫌な予感がするからって」


「他のクラスもそうです。 ボク達はここですが、他の教室でも取り巻き達が我が物顔で入っていたようなので対処の手助けをしてますよ」


「ぐ、ぐあぁぁ、か、肩がぁぁ!!」


「「「ひ、ひいぃぃ」」」


 冬先輩が殺気を込めて悪崎の肩を掴んでいる。

 まさしく肩の骨を砕くのではと思う程に力を込めて。

 取り巻き達は、冬先輩の怒気にあてられて恐怖で動けないようだ。


「冬ちゃん、そろそろ……」


「あ、そうだった。 先生、こいつらを学園長室に」


「ああ、フォローを頼むぞ」


「し、四季原って……」


「あ、あの【清光の十女神】の……」


「ほら、さっさと行く!!」


 冬先輩の威圧で動けなくなった取り巻き達や肩を押さえる悪崎を縛り上げて引きずる形で教室を出た。


「さて、みんなは大丈夫だった?」


 奴らが教室から去ったのを確認して花蓮と呼ばれた先輩がみんなに声を掛ける。

 冬先輩は一目散に僕の元に駆け寄り、声を掛けた。


「ゆーくんとそのお友達も大丈夫だったかい?」


「え、あ、はい」


 打って変わって優しい表情で声を掛けて来たのでしどろもどろながら返事をした。



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