第2話 柳林の地道な調査
銀行員のキャリアウーマン
北川青葉38歳は、毎日家と会社の往復で忙しい日々を送っていた。
家に帰って ご飯を食べてお風呂に入り、
2時間ほど、読書や携帯のメールやインスタなどをみて、資格取得の為にの勉強も疲れている中やり、自分の時間を過ごしたら、すぐ寝る。
5時間ほど寝て、そしてすぐ朝。
また会社へ向かう。
そんなまるで
長距離マラソンをずっとしてる様な
深呼吸することのない
淡々とした色のない生活を送っていた。
でもかなり仕事が出来て、上司からも頼りにされていて、近々、この若さで、異例の取締役役員に推薦すると言われていた。
今日は講習会の講師を頼まれたから、新幹線で東京へ向かった
銀行の保険についての仕組みと事務処理の進め方、あと手形についても 全て含み2時間の講義をしなければならなかった
不安定な恋愛期間が長く、へんな男に苦しめられることもあった、でも仕事だけはやめたくない、頼りにしてくれる後輩や、私に全力で教えてくださる先輩や上司について行きたいと、辛いことがあっても、継続は力なりと言い聞かせ、頑張ってきた。
結婚を諦めているわけではないが、もしも万が一これからも結婚に縁がなく、一人で生きることになっても、大丈夫なように安定したお金も欲しかった。
しかしここ数年で、金銭的にも余裕が出てきて、最近年下の可愛い真面目な彼氏もできた。
ここいらで、少し、仕事ではなく、自分のために時間を使い、生きて行きたいと思うようになった。
新幹線で東京駅に着くと 少し時間があったので駅地下のコンビニに寄った
「お茶とぉ、ガムとぉ、カロリーメイトも買っとこ」
雑誌のコーナーに行き、
「週間令和」を手に取った。
「週間令和」は、仕事のマナー、経済の動向、ためになる著名人のインタビューや、芸能人のゴシップも少し、毎日の食事のバランスの見直しや栄養摂取方法とか、癒しのオススメインテリア雑貨なんかも載っていて、働く女性のバイブルと言われている。
青葉は、雑誌の後ろのページの占いを見る
えっと〜、今週の牡羊座はっと、、
新しい趣味 自分開拓 恋の予感 赤色に要注意..か
ふーーーん
占いは全ては信じない
いい所だけ聞いちゃうことにしている
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大河原毅俊、、だれだっけ?
聞いたことあるな、、
青葉は、立ってるからちょっとずつ痛くなってきている足を、片方だけパンプスから脱ぎ 足の指をグーパーグーパーしてまたパンプスの中に足を戻した。
ふーーん
none美術館で公開レッスンやるんだ、、
おもしろそう、、
────────
柳林善次郎と本間典健は静岡県警の刑事である。
今日は、柳林は、未解決事件の手がかりを見つけに、相方の新人刑事 本間と 市立図書館に向かっていた
本間「柳林さん、もうすぐ着きますよ」
柳林「ふぁーぁ、あ... ちょっと寝ちゃったな..」
本間「仕方ないっすよ、連日、町の防犯カメラに子ども達が映ってないか、全部の録画を隅から隅まで観てるんですから...寝不足にもなりますよ」
2人が図書館の駐車場に車を停めると、そこからは公園と図書館が見える
本間「あそこに、内藤くんが座っていた、そして女の子、、なんだっけ?、、、高、高美ほのかさん だ、ほのかさんが内藤くんのそばに立って、2人は話をしていたって、この公園で当時子供と遊んでいた親が証言しています」
本間がベンチを指さしてしゃべる
柳林「その時は、2人は一緒だった..ってことか」
横になって寝ていたから、シャツがシワになっている 普段はオシャレに気を使う柳林も今はあまり気にしていない、とにかく防犯カメラを見るのにここ数日一心不乱だ。
本間「はい、そして2人で図書館に入った可能性が強いです。ほのかさんの母親、なつみさんによれば、ほのかさんは夏休みの宿題をやりに図書館へ行くと言って出かけたということなので」
柳林「ふむ。 そしたら、2人はそのあと図書館に一緒に入っていった可能性が高いという事だな」
本間「はい。」
本間「図書館の館長に頼みまして、今日は館内の防犯カメラの録画記録をみさせてもらいます
2人がいなくなった日以外のその後の数日間の記録も見ます。もしかしたら2人が戻ってきたりしてる可能性もあるから。。他にもなにか手がかりがみつかるかもしれませんし」
柳林「、、、また録画記録か、、、長くなりそうだな。」
年配の柳林には、連日の長時間の画面を見続ける行為は、目にかなりの負担がかかっているようだ。しかし歳だからと言って、仕事は手は抜けないと 真面目にまた 子供たちが映っていないか探すのだった
図書館の入口に入って、1階の玄関ホールで、2人は館長が来るのを待っていた。
一人の女性が足早に柳林の横を通り過ぎ、肩がぶつかった
柳林「おっ、、おっ、っと失礼。 大丈夫ですか、、? 邪魔でしたね、、」
「あっごめんなさい、いえ、わたしのほうがよく前を見ないで歩いちゃってました、、汗」
柳林 「落としましたよ」
『生き生きクラブ 』
チラシには、そう書いてあった
「あら?いけない わたし おっちょこちょいだわ ありがとうございます
町内役員会がもうすぐ始まるから、ちょっと急いじゃってて、、」
柳林 「帰り道お気をつけて。夕方は道路も帰宅する車で、交通量も多いのでね」
女 「はい、分かりました。ご親切に。ありがとうございます。」
女は2人に一礼すると、図書館を出て公園を抜けて歩道を歩いていった
本間 「綺麗な人でしたね うなじにホクロがあった、色っぽかったなぁ。」
柳林 「 確かに綺麗だった。 本間.. そういう所はしっかり見れるんだな 情報収集もその集中力でやれ」
図書館の館長がやってきた
「下河原徹とお申します」
「柳林善次郎です、どうも。」
「本間典健です、よろしくお願いします!」
ただいま夕方5時
図書館が閉館する時間です
ここからまた
夜明けまで
2人は録画記録を観るのであった
つづく




