第14話 束の間の安らぎ
皆川加奈子を一人にしないように、すっかり仲良しになった沙織は、最近はいつも皆川加奈子と行動を共にしていた。
この前の映画、やっぱあの俳優さいこー、神本隆之介くん演技力もあるし、かわいいし、かっこいー、きゅんきゅん♡
沙織「加奈子さん、今日はどこ行きます? 」
皆川加奈子が病院勤務が休みの日、昼間一緒に遊ぼうと、暇を持て余している沙織が、警備も兼ねて、沙織と遊びに出かけるのである。
皆川「沙織ちゃん、今日は、あの美術館のカフェに行かない?クレープシュゼットが美味しいのよ。」
沙織「あーー、知ってる!私も食べたことある!美味しいですよねぇ。また食べたいなぁ。。
かわいい店員さんもいますよね。」
皆川「きっと健くんの事ね。
私と彼、友達なのよ。」
沙織「えーーっそうなの!
あのイケメン店員と?!」
皆川「うん。笑 イケメン店員ね..。笑
沙織ちゃん 行ってみよう!」
2人は、車を走らせてNone美術館に向かった。
店内に着くと、あの さわやかイケメン君が、お水とおしぼりを運んでくれてた。
イケメン君「加奈子さん、こんにちは。食べに来てくれたんだね」
皆川「健くん、こんにちは。今日はお友達も連れてきたの。こちらは柳林沙織さん。 お父さんは刑事さんなのよ。 連日続いてる未解決殺人を担当していて、ここだけの話だけど、私のこと護衛してくれてるの。」
沙織「は、は、はじめまして。」
健「はじめまして、、。? はじめまして じゃないですね、、、。 確か、この前3人で食べに来てくれてたんじゃ」
沙織「えぇ、食べに来ました。パパと本間さんと3人で。えーー、すごーぃ、覚えててくれてるなんて。沢山お客さんいるのに。。なんか嬉しいです」
健「僕、かわいい人は 少し見ただけでも 1度会ったら忘れないんです」
沙織「やっだぁ~~。好きになっちゃうじゃない、、笑 そんなこと言われたら笑」
三人、爆笑
3人で笑った。
最近、この事件のせいで、護衛する側もされる側も緊張していて、笑ったりすること少なくて、お腹の底から笑ったり、楽しいこともなかったから、、 沙織は嬉しかった。
久々に空気が ほわっと 和んだ。
皆川「健くんも仕事終わったら、ここに来て一緒にお茶しましょうよ。」
沙織「そうですよ、ぜひ。 いつも人にサービスばかりして大変でしょ、、。たまには健さんも、ここでお客さんになって、 みんなでまったり過ごしましょうよ」
健「いいんですか? ご一緒して。 ありがとうございます。もうすぐバイト終わるから、着替えてきますね。」
健くんがそう言って微笑むと、
沙織は その笑顔に 自分の心がドキドキしているのが分かった。恋が始まったのではないかと 沙織は一瞬思ったのだが、なぜかその後、本間さんの顔が頭に浮かんできた。
沙織は なんで本間さんが頭の中に浮かんできたんだろうと思い、可笑しくなり、クスッと心の中で笑った。
(本間さん.. 今日も 大河原の尾行頑張ってるかしら...)
つづく




