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三年ぶりの集結

定期テストでした

またぼちぼち投稿していきます


 あの後、両親に言われた通りに部屋で待機中。


 部屋には僕専用のPCが備え付けられている。


 「おっしゃ撃破ー」


 PCの画面に息絶えるドラゴンと「討伐完了!」の文字が出る。


 そう、今僕は絶賛ソシャゲソロプレイ中。


 現在話題沸騰中の『ドラクロウバスター』。


 魔界からやってくるドラゴンをバッタバッタ薙ぎ倒すだけのゲーム。


 たまに生で配信しながらのんびりプレイしている。


 顔の見えない人と話すのは苦手だからソシャゲは基本ソロプレイ。


 クリアした達成感に浸っていると…


 「ん、LANE来てる」


 PCの画面にLANEの通知が現れた。


 相手の名前を見て驚いた。


 「…健勇」


 すぐに開いて読んだ。


 『孝一久しぶりだな!今日他の奴らと一緒に遊びに行くからよろしくな』


 そしてすぐに返信した。


 『OK了解。ちなみに今日の榎島家の晩御飯は唐揚げだ。両親も気合入ってる。ついでに食べていくか?』


 速攻返事来た。


 しかもグループトークだから全員分。


 健勇『まじかよ!羨ましいな!』

 啓示『孝一の両親、昔は唐揚げの熱意すごかったけど。今もなんだね』

 菜月『記念すべき再集合の日に唐揚げパーティーはめでたいわね』

 永助『本当にいいのか?お邪魔して…何か手土産あった方がいいか?』

 瑞葉『楽しみにしてる』


 なんか五人に御馳走する流れになってるけど多分大丈夫だろう。


 『多分大丈夫だぞ?昔はよくうちに食べに来てたじゃん』


 小さい頃五人を連れてよく榎島家で晩御飯を食べていたのを思い出す。


 勿論唐揚げパーティーもやったことがある。


 『そうだな!じゃあ楽しみにしてるぜ!』


 健勇の返信を見てから、PCの電源を落として一階のリビングに向かった。


 -------------


 「あら、孝一。あと少しだからもうちょっと待っててくれる?」


 二人はまだ切った鶏肉を揉みこんでいる途中だった。


 というかテーブルを埋め尽くすが如くに揉みこんだ肉があるんだけど。


 それだけあれば十分じゃないか?


 でもちょうどいいや。


 「あー違う違う。今から健勇たちが遊びに来て唐揚げ食べにくるらしくてさ。来させてもいいかな?」


 両親の目が光ったような気がした。


 「なんだって!?すごく久しぶりじゃないか!いいに決まってるさ!」


 「唐揚げは人がいればいるほどいいのよ!毎回来るように言いなさい!」


 ま、そうだよねー。


 拒むはずがないよね。


 「もうすぐ着くってさ」


 「あら!じゃあ今から揚げていかないと!父さん!」


 「そうだな!孝一!お前も手伝え!」


 「いいよ。いつもやってるし」


 実は俺、二年前のある唐揚げの日に唐突に揚げ方を父さんに叩き込まれていたので揚げることはできる。


 俺がやる気満々で腕まくりをしたそのとき。


 ピンポーンピンポーン


 丁度あいつらが到着したようだった。


 ------------


 「「「「「孝一久しぶり!」」」」」


 玄関を開けてすぐ一斉に言われたのがこれだった。


 寸分のズレもないのは仲が良いままである証拠だと思う。


 「よく来たな。上がってくれ」


 五人は靴を脱いで上がり込んできた。


 「わー懐かしー。こんなだったこんなだった」


 「そうそう!ここに一昔前の家電(いえでん)があるのよ!」


 三年ぶりの榎島家を懐かしんでいる。


 「着いたところ悪いけどちょっと待つことになりそうだ。今から揚げるところなんだ」


 「全然構わないぜ。いくらでも待つさ」


 健勇が答えたのを聞いてそのままリビングのドアを開けた。


 「「「「「お邪魔しまーす」」」」」


 「皆久しぶりね。今日は沢山食べていってね」


 母さんは平然と久しぶりに会う五人を迎えた。


 小さいころ何回も来てるからやっぱ慣れてるな。


 「あら、忘れてたわ。孝一、あのテーブル和室に出しておいてちょうだい」


 「おっけ了解」


 そう答えて、僕はリビング横の和室の押し入れからテーブルを取り出した。


 それを見て五人は再び沸いた。


 「うわーー!それ懐かしー!」


 「すごい、まだ残ってたんだそれ!」


 「とんかつソースのシミまで残ってるよ!」


 テーブル一つでここまで盛り上がるとは。


 三年の疎遠って長かったんだなあとしみじみ思う。


 「唐揚げできた~…って兄貴の友達来てたんだ。久々じゃない?」


 一華がちょうど一階に降りてきたようだった。


 「おーす一華ちゃん久しぶり!」


 「大きくなったね!孝一と同じくらいあるんじゃない?」


 そしてあっという間に五人に囲まれる一華。


 昔から可愛がられてたからなあ。


 「あ、兄さん方お久しぶりです」


 お前軽いな。三年ぶりの再会やぞ。


 「最近学校ではどうなんだー?」


 「気になってることかはいるのー?」


 「え、いや、今はまだ…」


 許せ、一華。


 僕にこいつらの親戚のジジババを想起させるだるい絡みを止めることはできそうにない。


 「ほーらあなたたち、唐揚げが揚がったわよー。孝一、そっち全員分のご飯よそってあげて。一華のもね」


 五人が来てるとき昔からやけにこういう小さい仕事させられたの懐かしいな。


 そのおかげで小学生ながらよく先生とか大人に雑用任せられても平気だったの思い出した。


 その後、健勇を始めとする幼馴染五人を含め、榎島家では何事もなく楽しい唐揚げパーティーが行われた。


チキン南蛮食いたい


☆キャラ豆知識

  孝一は未成年の総合格闘技大会で三連覇してます(前話で一華が言ってる)。

  それ関連のお話も書こうと思ってるのでご期待ください。

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