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なんでもござれ!!  作者: ぬぬぬ沢ぬぬ美
1章:鶏は夢を見るか
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獣魔登録

 おはようございます。ただいま水浴びの真っ最中です。冷たい水が逆に心地よい。ヒジョは満足そう。俺はまぁまぁかな。終えて宿屋の中へ。穀物と水を用意してくれていた。その側でジークとアルト。リリィが食事をしている。俺たちのはとうもろこしかな。それっぽい味がする。さてはて、食事が済んだことだし冒険者ギルド!!行ってみるかぁ!!


「ヒジョ。ウショク。お前達が得意なことってなんだ」


「ん?なにかあるんです?」


「いや、魔法とか使えるんだったらなって思ってな。獣魔登録にも重要事項だ」


「そうか。でも残念ながら俺たちにできることは鳴くか話すかくらい」


「そうか。なら喋れるってユニークスキルだな」


「そんなんでいいんです?」


「ジーク。いつまで喋ってるんだ」


「ごめんごめん。ヒジョとウショクに話しかけてた」


「なにかあるんか」


「いやー。ユニークスキル持ちの鶏って感じでまとまってな」


「そうか。なら冒険者ギルドに行こう」


「リリィは」


「いるわよ。完全に忘れ去られてたでしょ」


「いやー?そんなことは」


「嘘が下手」


 宿屋を出て300m先で着いた。冒険者ギルド?らしい建物だ。入り口がウエスタンドアになっていて俺たちにも優しいってのは置いといて。入る。


 そして視線を集めた。人混みを掻き分け進んでいく。大丈夫か。いきなり攫われるとか嫌だぞ。


「大丈夫よ!抱っこしてあげる。ほらアルトも」


「わかったよ」


 ヒジョはリリィに。俺はアルトに抱っこされる。あ、安心感ぱねぇっす。カウンターへ。受付嬢。


「あ、ジークさん。久しぶりです」


「あぁ。覚えててくれたんだな」


「で、後ろの鶏は」


「獣魔登録したい。いくらだ」


「え。鶏をですか」


「こう見えてもユニークスキルでな。言葉がわかるし喋れる」


「ほ、ほんとですか。他には」


「それだけだ。はっはっは」


「ジーク。笑うとこじゃない」


「あぁ。すまない。で、話しを戻すがいくらだ。獣魔登録なんてしたことなくてな」


「1匹3000イールで登録できます」


「じゃあ2匹で6000イールだな。頼む」


 お金を渡すジーク。これで晴れて獣魔となった俺たちだが、今後が前途多難すぎる件について喋り明かしたいんだが。どうする。


「この街にはどのくらい滞在なさるんですか」


「ん。5日ってとこだな。いい依頼はあるか」


「そうですねぇ。手頃なのはゴブリン討伐くらいですかね」


「ならそれで頼む」


「わかりました!ではこちらの書類にサインを」


 ん。文字は読めない。喋れてるだけ奇跡ってことか。冒険者ギルドを出て武具屋さんへ。200mくらい。着いた。


「剣の手入れを頼む。あと盾もだ」


「あいわかったよ。込み込みで2000イールだ」


「よし。頼む」


「明日の朝にはできる。待っててくれ」


「わかった。ありがとうな」


 まだ抱っこされてるけどなんか居心地いいぞ。これ。運動しなくなったら太るんじゃ......いや、それは置いといて。楽だからオッケー。


 屋台で肉串を買うジーク。うまそー!でも食べれないけど......。鶏の口。残念だ。噴水前のベンチでおろされるヒジョと俺。少し遊んでろってか。いいけどね。


「明日はゴブリン討伐だ。なにか作戦立てるか」


「ただのゴブリンにそこまでやらんでも良くないか。いや。ありだな。非常食に囮をやらせよう」


 な、なんか聞き捨てならないこと言ってるんだけどー!!囮って。えっ?!


「だめよ。ヒジョとウショクは待機。私たちでやりましょうよ」


 そ、そうだそうだー!!鶏に戦えるスキルなんてないぞ!!なんやかんや話し合った結果。張ったキャンプで待機となった。良かった。良かった。


 夕時。鼻歌をしながら歩くジーク。後ろにアルト。リリィ。俺たちだ。普通じゃ考えられない図だな。宿屋。


「また頼めるかしら」


「もちろんです!穀物と水ですね」


「そう。ありがとう」


 満面の笑みのリリィ。これはやられた男性はイチコロだろうな。罪な女ってやつ?部屋で休む俺たちを背に食べに行った。さて、食べて寝ますかな。


 ******


 ジークだ。ある日突然。喋れる鶏と出会ってから数日が経つ。アルトは食料としてみているが俺とリリィにとっては大事な仲間になった次第。主な面倒はリリィが見てくれている。そして獣魔登録も初めてして。喋れるって凄いよなぁ。


「ジーク。なにぼーっとして食べてるんだ」


「あぁ。ごめんごめん。少し考え事をな」


「ふふ。どうせヒジョとウショクのことでしょ」


「ギー。当たりだ。リリィにはお見通しか」


「わかるわよ。初めてなんだもん。獣魔登録なんて」


「そうなのかジーク」


「すまない。まぁ楽しくなったんじゃないか。俺たちのパーティーの花って言うか」


「確かにねー!!あの子達可愛いし」


「鶏に可愛いかぁ。喋れなかったら終わってたな」


「俺が天麩羅にして食ってたぜ」


「まだそのネタ擦りますか」


「がっはっは」


 という感じに会話を楽しんでいるぜ。明日はゴブリン討伐だけどなにか持っていくものあるかなぁ。そんな考えをしながら食事を進める俺たちだが......


「ヘイッ!!ユーがゴブリン討伐行くっていうパーティー?アンダスタン?」


 なんか絡まれた。て、なんでその事を知ってるんだ。まぁいいけど。依頼主か。もしやもしやだが一応聞いてはみるか。一応な。


「そうだが、なぜそれを」


「ワイのセンサーがビンビンにきてましてね!!私も同行してもいいですかい!!」


「何故お前と一緒しないといけないんだ。他を当たってくれ」


「ベイベー。そんなつれない事いわないでクダサーイ」


「私も賛成よ。一緒する理由ないし」


「だな」


「オウ。やられました。他当たります」


 てこともあったが食事がうまいんだなこの宿屋。今日の夜はビーフシチューとサラダだ。食べる手が止まらん。おかわりできないのが悔しい限り。


 ******


 寝てます。主にヒジョが。起こさないで下さい。あっこの文章読みましたね?ほんとに頼みますよ。すっかり爆睡してるし。俺は謎に目を閉じても寝れない。少し話そうか。


 明日ゴブリン討伐だったよな。じゃあその話を次回するって訳だな。その前にだ。大事なことがない。ないんだよー。申し訳ない。そしてまた目を閉じる。おやすみなさい。そしてごめんなさい。


 朝チュン。シてないです。卵産みました。それをリリィが回収し部屋を出る。今日の朝ご飯かな。卵2個だからスクランブルエッグ辺りか。数分後帰ってきた。おはようございます。


「ヒジョ!!ウショク!!おはおは。今日は頑張るね」


「おう。期待してるよ」


「私たちキャンプの見張りかぁ。て魔物の餌にならないか心配なんだけど!!」


「あー!!そうか!!盲点だった」


「考えてないんかいっ」


「喋れる以外なんもないし。自衛無理」


「ちょっと朝ご飯の時にジークとアルトに話しとくよ。安心して」


「ありがとう。めちゃくちゃ助かるぜ」


「多分臨時でパーティーに入ってもらう人を探す感じになると思う」


「わかった。他にやってほしいことはないか」


「生きてるだけで充分だよ!!可愛いし」


「助かるー」


 また部屋を出たリリィ。ドアの音。入ってきた人が穀物と水を持ってきてくれたのだ!!お腹すいたっ!!食べよ。


「今日は色々ミックスなのな」


「そうなんですよ。次いつ会えるかわからないんで思い出にしとこうと思いまして」


「そっかそっか。ありがとう」


 ヒジョとウショクの食事シーン。をカット。するんかいっ!!大事だろうが!!飯テロにしては彩りに欠けるから仕方ないけどね。


 あっリリィだ。アルトとジークも入ってきた。


「今から臨時で入ってもらう人を探す。もう少しだけここで待っててくれ」


「あの変な人いれれば?」


「あいつか。俺は反対だな」


「だな」


 なんだそれ悲しすぎる。どんな人だ。気になるじゃねぇか。上記どおりってか。そんなんじゃわからんよ。神様。


 てな訳で冒険者ギルドにやってきました。ジーク一行。臨時の人探し......は簡単に見つかった。ルーイって名前の青年だ。薄青色の髪に白いシャツ。デニムのズボンと見た目好印象。んー。満点


「今日はよろしくお願いします」


「あぁ。キャンプの見張り頼むよ。この下にいる鶏は喋れるし話しがわかるから適当に時間潰してくれ」


「わかりました!!て!!えぇ?!喋れるんですか」


「そうだぜー!!俺らの可愛い枠。兼。非常食だ」


「また言ってる。ははは」


「助かります。お言葉に甘えますね」


「んじゃ、出発」


「「「「おー!!」」」」


 武具屋に行き、預けていた物の回収。そして森へと向かうのだった。戦闘シーン見たいな。でも我慢。俺たちはただの喋れる鶏なのだから......

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