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書くということ
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書くという作業は手が動けば誰もができる。
「独りぼっちで海の底にいて孤独を感じませんか?」
とあるマリンスポーツマンは質問されたそうな。
彼は言った。
「海の底で独りぼっちだと思ったことはない、孤独は人と人との間にあるものだから」
私もその通りだと思う。
孤独は人と人との間に起こるもの。
人と触れ合うと、逆に孤独を感じる。
相手の心は視えない
相手の心はわからない。
顔で笑ってはいても 心は泣いている時もある。
相手も、私も
私も相手もいつのまにやら堂々巡り。
書いてると、孤独を感じない。
何かを書く行為は、誰かに問いかけてるから。
時には優しく、
時には厳しく、
時には強く、
時には泣き、笑い、叫ぶ。
書いてる時は孤独を感じない。
夢中で書いてる時は別の世界にいる。
書くという作業はそれだけで
私の心を癒してくれる。
書くことを恐れない。
書くことで私は自由になれる。