表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/14

黒い虫

※ タイトルから分かるように、気持が悪くなるイメージの詩です。どうかご注意を。

◇ ◇ ◇ ◇




黒い虫は大嫌い。


夏になると時々出てくる黒い虫。


不法侵入者のように突然目に入る。



黒い虫 黒い虫 大嫌いな黒い虫。


蟻のように小さな黒い虫


目障りなのでやっつける。


感触が嫌で素手ではしない、紙で殺す。




だけどもし黒い虫が話しかけたら?


「お願いです。私もこんな姿で生まれたかったわけではない。どうか大きな強いあなた様、見過ごしてください!」


いえいえ、そんな事いわれたって……


「お願いです、お願いです!」


「だったら勝手に居座らないで!」


「申し訳ありません、でもそれが僕の習性なのです」


「! ならば殺す!」


こんな風にこいつと会話ができたら


私はどうしよう?


私は罪悪感でいっぱいになるだろうか?




虫は心がないから殺せる。


心がない小さき生物は見捨てられる。



生物を大切になんて嘘・嘘・嘘!




ならば人間になれ!


好みのイケメンになれ!


だったら好きになれるかもしれない。




ああ、うっとうしい黒い虫。


お前のおかげで悩まされる


お前のおかげで掃除ができる。


黒い虫 黒い虫。


黒い虫は大嫌い。




私は黒い虫の殺人者。


今日も殺虫剤を手にしている。












※ これは物語のキャラクターではありません。(~_~;)

 

大嫌いなゴ○○リにも「心」があったら?と思って書きました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
 そんな、酷い  突如顔出す お邪魔虫  蜚蠊なやつが  悲恋を騙る  こんなことを嘯く虫だったらイヤだなぁ……。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ