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magi code  作者: ロジカル和菓子
4章 王都騒乱、ロマネ編
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loss time

 シンシアたちが戦っていた一階上。彼女たちがアレスたちを倒す随分と前の話。


 ジャックとアキヤマは階段を登り、一階上へとたどり着いた。そこには、見たことのない様子の、見たことのある人物が立っていた。


「アリス……!? なのか?」


 俺はそう聞いたが、アリスは首を30度ほど傾けて、ケタケタと笑っている。水色を基調とした服には変わりないが、以前のドレスとは違い、随分と露出の激しい服に変わり、透き通るような白い肌には黒い紋章が浮かび上がっている。


 男子とは思えん透明度。って言うのは置いといて。


「おいおいアキヤマ。あいつはお前の知り合いか?」

 ジャックはこそこそと俺に聞いた。


「ああ、一応」


「そうか。なら悪いが。あいつは手加減して勝てる相手じゃないみたいだ」

 ジャックは珍しく真剣なトーンでそう言った。


「どういうことだ?」


 ジャックは「あいつはおそらく……」と返した。その瞬間。


 アリスは跳躍し、襲いかかってきた。襲う相手はなぜかジャック。


 俺の方が知っているはずなのに。いや、知っているからなのか?


 ジャックはアリスの拳を手で受け止めると言った。

「アキヤマ! お前は先に行け!」

 ジャックはアリスを引きはがしながら言った。


「すまない! 任せていいか?」

 

「貸しだぜ? ガハハ! ……お嬢ちゃんを……救ってきな」


 俺はその瞬間ジャックに背を向けて走り出した。ジャックが背に預けていた大剣を抜いたのを見届けると、俺は登り階段へ一直線に向かった。アリスは俺を追う様子はなく、ジャックに一目散に攻撃を仕掛けていた。


「悪いが、アキヤマ。こいつは殺さねぇと止まらない奴だな」


 ジャックがそう呟いたのを、俺は聞き取ることができなかった。


 俺はさらに一階上へと階段を登っていった。


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