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蝿の攻撃
ガーフィ公爵は、竜族の後方に居た。
前線で、竜達が、何故か体を払い回りながら、悲鳴をあげているのを見て、何が起こっているのか、わからなかった。
「様子を見てこい!」
側近の竜に命令を下す。
竜が飛び立ち、前線に向かう。
が、前線に行く前に、止まって、引き返してきた。
「公爵様、蝿です!大量の蝿が、我らにまとわりついております。私にも近寄ってきたので、戻ってまいりました。蝿が、前線の者達を、襲っております。」
方向を受けたガーフィ公爵は、何が何だか解らない。
「蝿だと?そんなものに何故進軍がとめられるのか!そんなもの、炎で焼き払え!」
そう命令する。
あちこちの竜の口から、炎のブレスが吐かれる。炎に包まれた蝿は、燃えて地面に落ちる。が、全ての蝿を焼く事は不可能である。
何せ、前方の空間、空や地面に、無数の蝿と蛆虫が居るのだ。焼け落ちた蝿を、蛆虫が食べ、また卵を産む。直ぐに羽化する蝿。すでに取り付かれた竜の体には、無数の蛆虫。羽化して飛び立つ蝿。一体、また一体と、蝿の餌食になる竜。
数は、焼かれる蝿より、羽化する蝿の方が多いのだ。
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