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スライム

巨大なスライムは、人間の街に到着した。

街の城壁は、意味を成さなかった。

城壁の隙間という隙間から、染み入るスライム。巨大なスライムが、全て通り抜けるのに、約1時間かかったが、入ってしまえば、あとは人を飲み込むだけ。

街の防衛戦力は、シャラザード公爵達によって、ほぼ壊滅。残っていた戦力は、冒険者数人と、門番などの衛兵たち。小さなスライムなら、戦いようもあっただろうが、その余りにも大きなスライムに、多少の火魔法など、火事に水鉄砲のようなもの。

物理攻撃も効かない。

人間に出来ることは、逃げることのみ。

しかし津波のように、スライムは押し寄せる。

逃げられず、どんどんスライムに取り込まれて、溶かされていく。

そして、人を吸収して、さらに大きくなるスライム。街の人間を、ほぼ全て吸収し、逃げた人間を追うように、人間の王都に向かって、進みだした。



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