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エリックの戦闘2
青冷めるライシン侯爵の顔。
凍っているからだろうか、痛みは無いようだが、その事実を目にし、この後、どうなるのか、その恐怖に、ライシン侯爵の頭は、混乱していた。
「たっ、頼む!俺は王に命令されただけなんだっ!やりたく無かったんだ!そ、そうだっ!俺が、貴方の手駒になる!だから助けてくれ。一緒に王を倒そう!」
精一杯のライシン侯爵の命乞い。
エリックは、「お前なんか、役に立つ訳無いだろう!」
そう言って、ライシン侯爵の左腕を、指で弾いた。
砕け散る左腕、この世の終わりかと思わせる、ライシン侯爵の悲鳴。
「五月蝿い!」
エリックがそう言うと、指で、ライシン侯爵の体を、トンッ!と押した。後ろに倒れていくライシン侯爵。
地面に倒れたと同時に、ライシン侯爵の首から下は、粉々に砕け、首から上だけが、その場に残った。
「カスがっ!」そう言って、ライシン侯爵であったその頭部を、思いっきり蹴り飛ばし、氷柱の様に立ち並んだ、鬼人達の頭部のみ、砕いていくエリック。
全ての鬼人達の頭部を砕き、
「解凍」
と、呟くと、凍っていた物や、エリックの兵達が、みるみる解けていき、動き始めるのだが、戦う相手が、居なくなった戦場で、立ち尽くす事しか、出来ないのであった。




