表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/58

地獄絵図

王都騎士団は、予定通り2日後の朝、屋敷近くに到着した。

到着はしたが、その目の前の光景に目を疑う。

ワイバーンの群が、空を舞っているのだ。地上にも何か見えるが、判断出来る距離ではない。

騎士団は、近づくのを躊躇っていた。

まだ、こちらに向かって来ていないので、引き返せば、ワイバーンと戦う事なく帰れるだろう。だがしかし、何をする為に此処に来たのか。戦う為に来たのではないのか。

騎士団の副団長。今回の派遣隊の体長であるその男は、隊を前進させる事を決意する。

「騎士団団員達よ!我らはワイバーン如きに負けはしない。我らの倒すべき相手は、あの群の下の屋敷に有り。全軍、ワイバーンと共に屋敷の主を撃ちとるぞ!」

そう、大声で叫ぶ。

騎士達は、一斉に屋敷向け進軍する。



ワイバーン達が、新たな食料が近づいて来たのに気付く。

一体、また一体と、騎士団の方に飛んでくる。

騎士団は、弓で攻撃する。

翼の皮膜を、矢で撃ち抜かれたワイバーンが、地面に落ちる。

そこに騎士団が、剣や槍で斬りつけていくのだが、ワイバーンもされるがままではない。

食べなくても、牙があるし爪もある。何より人間よりも大きな体に、頑丈な皮膚。暴れ回るだけで、騎士団が、1人、また1人と、怪我をし、その場に倒れる。

落ちてくるワイバーンは、一体ではない。

ワイバーンが歩くと、倒れた騎士は、踏みつけられ、絶命する。

ようやく一体のワイバーンが、騎士により、首を落とされ倒れる。が、その時点で十数名、騎士の命が消えていた。

そして、すべてのワイバーンを、矢で落とせる訳でもない。騎士団は、元々剣や槍で戦う。弓と矢の数など、元々少ないのだ。

矢は撃ち尽くし、もはや接近戦しか手はない。

ワイバーンは、上空から、急降下で、かなりのスピードで、地上の騎士に、その足の爪を突き立てる。それだけで、騎士の鎧は、穴が開く。空からと、落ちたワイバーンの攻撃。ワイバーンだけに目がいっていて、遠くから近づくモノに、注意がいってなかった。

1人の騎士が悲鳴をあげた。

見ると、ギガントムカデに、噛み付かれていた。ムカデは1匹だけではなかった。その後ろに無数のムカデ。

次々にムカデが飛び掛かってくる。

剣でムカデを切り裂く騎士、何匹斬っても、次々と来る。ムカデに意識を集中してると、空からワイバーンがくる。


まさに地獄絵図。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ