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「君を求う きみをこう」  作者: 旭 諭


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47.第44章

 ベットの上の光る物の正体は、無くしたと

思っていた、結婚指輪だった。

離婚してすぐの頃は、付けたまましていた。

なんとなくそうしていただけ。

でも、いつの時から、していない事に気づいた。

どこにいったのか探してみたけど見当たらない。

そうして諦めてた。


もう、落ち着きなさいと、神さまの暗示かな。


ここ最近、色々な事が起きすぎた。

思い返せば、自分自身が招いた災い?

かもしれないけれど、不思議と後悔は無い。

むしろ、次は何が起こるのか、ドキドキしてた、

自分がいる。

普通の主婦なら到底、起こることない非日常。


復縁しても、チャットは続けようと思う。

収入もあるけど、何より普通は無い。

日常では無い生活。

閉鎖的な隠された空間。

抑圧された自分自身の解放の場。

ほんの少しだけの刺激。

パートナーにも言えない隠された、

本当の自分の性癖をさらけ出す場。


私を必要とし、必要とされるなら、

嬉しいし、叶えてあげたい。


もし、娘が大きくなって、したいと言うなら、

反対はしない。

親子の間でも秘め事はある。


そう、隠し事は誰にでもある。

公私を使い分けるように。


二面性は人間ならみんなある。

あってあたりまえ。

使い分けが出来ている人は普通。正常?

出来ない人は特殊。異常?

簡単には区別は難しい。

結局、他者から見た、評価なのかもしれない。


私にもある。ただ私は自分に素直なだけ。


私の知らない自分もいると思う。

夫、子供を愛する私。

自分に素直になれば、他の事、男にも興味はある。

生きている間はやり直しがきく。

できることと、できないことも、ある。

たとえ迷いに支配されたとしても、

自分に素直に生きたいと思う。



パソコンの画面を久しぶりに開く。


サイトにログインすると、

たくさんメッセージが着信していた。

順に開けていくと、

「seizi414」と言うIDが目に付いた。

せいじ、、、?あの刑事さんが思い浮かんだ。


あの刑事さんの声を思い浮かべながら、

読んでみると、

「初めまして。突然のメッセージを失礼致します」

「Chiseさんに興味が湧きました」

「よろしければお話がしたいです」

「お話し以外の事もお願いしたいと思います」

「あのプロフィールのお写真にある」

「あの優しい眼差しで自分も見つめて欲しいです」

「独身で暇してます」

「自分はお化粧のボロボロお顔も好きです」


と書いてあった。

私は隠す気あるのかな?笑ってしまった。


「こちらこそ、ぜひ、お願いいたします。」

「バッチリお化粧しておきます」

と返信しておいた。

常連さん候補さっそくゲット!!


さらに開いていくと

ひとつIDが目についた。

「KNICHI3」

履歴を見ると昨日になってる。

タイトルない。

メッセージの中身は

「ごめんなさい。」

「取り返しのつかない過ちを犯したけど」

「過ちを犯したのは僕であって」

「僕ではありません」

「許されるなら、もう一度、名前を読んでほしい」

「あの柔らかな甘いこえで」

「繋がり続けたい」

「無視をされても、忘れられても」

「それでも、僕は君を求う」


私は「ケンイチさん」と返信した。。。


支離滅裂。二面性、あって当たり前。人間であれば、ただ行き過ぎた使い分けは、もう二面性では、無いのかもしれません。うまく表現できませんでしたが、人を想う気持ちは、強く、時には深い愛情が暖かさを呼び、幸福に繋がることもあれば、深すぎる愛情が、不幸を呼ぶ。

憎悪へと繋がってしまうかもしれない。

それぞれを寛容に受止められれば、救いのある社会になれるのかもしれないと、私は願っています。


本当に拙い、お話しになっていましたが、

最後までお読み頂きました、読者の皆さまには、

感謝の言葉しか、ありません。

お付き合い頂きまして、ありがとうございました。

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