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「君を求う きみをこう」  作者: 旭 諭


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17.第14章

 「彼女」からの「誘い」来なかった。

僕は自分から、行くべきか、このまま「誘い」

を待つべきか?

悩んだ。別の「苦しみ」が増えた。


人を好きになると「心が苦しくなる」と

本に書いてあったことを思いだす。

生前の「母」に質問した事を思い返した。

僕にも、いづれ「女性」を「好きなるとき」

が必ずくると、言っていた。

「その時になれば、自然と喜びや、

悲しみ、痛みがわかるわよ」と

教えられた。今の僕にわかるだろうか?


彼女に「名前を呼ばれたことの喜び」

「心が躍ったこと」

彼女に「ふさわしい男なのか?」と

自問する「苦しみ」

そして「何も言ってこない」

彼女に対して「苦しみ」

これは、彼女への怒りか?

苛立ちか?葛藤の「苦しみ」か?


もう一度会えば、解消されるだろか?


「おはよ 柔らかな笑顔が、僕に微笑みかける」

僕の心に、声がコダマする。。。

彼女に会えば、「迎えに行けば」

男として認めてもらえるだろうか?

彼女の話し方は「まるで、子供をあやすような声」

だった。母と重なって心地よかった。

今、会えば、また同じ繰り返しをする。

僕も甘え、「彼女」も、甘やかす。


これでは「迎えに行けない」

僕は心が揺らいだ。「苦しみ」から解放されたい。

すぐにでも、甘えたい。「一緒にシテ欲しい」


でも「ひとりの男して認めてもらいたい!」


そう、あの時、おまえ「頼りにされたじゃないか?」

「自身を持てよ!」おまえは「成長」してるぜ!

「おまえならできるよ!」

僕のもう一つの「人格」「影」が話しかけてきた。


僕が否定したかった「冷酷なやつ」「影」が!


なぜか?心強さを感じた。やつに。

「ひとりでない。この影と一緒なら」

「彼女を幸せにできる!」


こうして、僕は「影」と手を組むことにした。


「最後の日を迎えた僕なら」

「絶対にしない」

「取り返しの利かない・後戻りのできない」

間違えと、気が付けたのに。


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