世界観・登場人物用語集(随時更新予定)
これから投稿する自作小説の世界観、登場人物紹介です。まだ全部書ききれていないので、随時この枠は更新していきます。よろしくお願いします。
登場人物・用語紹介
・用語紹介
①世界観
◯レグナ・グリアス
本作の舞台となる世界の名称。
豊かな自然を数多く持つヴァールタリア王国、朝昼も夜に包まれたベルメリス皇国、領土の大半が極寒の土地となっているフェルメリア帝国の3大国家が世界の中心となっている。
◯ヴァールタリア王国
イオとルナとティニアが住んでいる国である。首都はグランディアス。王政を布いており、現在はアリアス・レト・ヴァールタリアが統治している。
3大国家の中で最も古い歴史を持つ国であり、その歴史はなんと2000年にも及ぶと言われている。
また、人の手が殆ど入っていない大森林「ラシャミュトラ」や領土の10分の1程の広さを誇る湖「リシャーラ」、世界で一番標高が高い「グリフォリア山」など、他の国の追随を許さない数多くの自然を有している。
◯ベルメリス皇国
メリスが暮らす国で、首都はカルバメイディス。領土全域が朝昼含めて暗闇に包まれていることから別名「ベルメリス冥国」とも呼ばれている。
法皇制という独自の体制を布いており、アルムート・ロステュリアが統治している。が、物語開始の半年前に謎の失踪をしており、現在法皇の席が空席となっている。
1年中暗闇のため、街や家を明るく照らすための照明の発明などが盛んであり、国中の至る所に多数の照明器具が設置されている。またその技術を応用し、大陸横断列車を開発した会社「ディオール社」があるのもこの国である。
◯フェルメリア帝国
領土の大半が−20℃以下という極寒の地となっており、厳しい環境下での生活を余儀なくされている国。首都はラルトゥ・メルズで世襲制を布いており、現在はヴァルダル・フェルメリアが統治している。
「武を持って事を成せ」という思想があるためか、近隣諸国への度重なる領土侵攻が物議を醸しており、国自体の評判は良くはない。
それどころか近年、ヴァルダルによる侵攻や恐怖政治が更に激しくなっており、いつ戦争が起きてもおかしくない状況に陥っている。
◯ギルド
最高責任者クラン・ヴァルトリアが世界に展開している施設の総称。現実世界で言う一つの巨大な会社みたいなもの。
基本的には町人や旅行客などから依頼を受け、それを受ける冒険者等に発注を行う形となっており、その際生じる報酬金は緊急時など一部を除いて基本は前払いとされている。
各国で受注する依頼の量・質が異なっており、それによって支払われる報酬の額もかなり変わる。
また国ごとに違うギルド名に関しては、その国での運営者がギルド名を決めることができ、名前にかなり運営者の性格が出やすくなっている。
◯魔力
魔法を使うための核となる物。全ての人々が体に魔力をまとっているとされている。
◯魔法
自身を纏っている魔力を使い、ある決まった呪文を唱えることで使える術。呪文の長さで威力が変わり、呪文が長ければ長いほど倍増する。
ある程度魔法に関する知識と書物などを勉強すれば比較的簡単に発動ができるが、威力の制御に関しては別となる。
それを考慮し、近年では本人の持つ魔力に反応して弾丸に変え放つことができる「魔法機銃」という、即戦力の武器が開発されている。
◯魔法機銃
呪文を使わず、本人の持つ魔力を弾丸に変え打ち出す特殊な武器。
威力は低級魔法と一緒なものの、呪文を使わずに即座に放てるためかなり強力な武器である。
イオ達の仲間の一人であるティニアがこれを使用している。彼女の場合、二丁扱うことで火力の増強を図っている。
◯血の女神
1000年前に人類を破滅の一歩手前まで追い込んだとされる存在。
全ての人類が団結して戦ったことで辛くも勝利を収めたとされているが、実際はどんな戦いが行われていたのかは一切不明。
血の女神という名前の由来も「まるで全身が血に覆われた神様のよう」と言い伝えられているものの、本当の名前は不明のままである。
◯ゼダン
血の女神の復活を目論む謎の組織。
各国に所属しない独自の軍隊を用いる他、人を魔物へ改造した「人魔」という人造兵器も使う。
◯人魔
ゼダンという組織が独自に作り出した、「人魔細胞」という細胞を埋め込まれ改造させられた元人間達のこと。侵食度合いによって凶暴さ・肉体の強度などと言った強さが変化する。
◯人魔細胞
カルヴェリアというゼダンに所属している科学者が独自に作り出した、人を魔物化させる細胞のこと。
見た目は卵を一回り小さくしたような形だが、その中には無数の触手が詰め込まれている。
人体の中に入ると、中から触手を伸ばし脊椎に張り付き体全体への侵食を始め、やがて宿主の意志すら乗っ取ってしまうかなり危険な代物である。
②登場人物紹介
◯イオ 男性 18歳 170.5cm 68kg 拳主体の戦闘
「乗りかかった船というやつかな。やると言ったからには最後までやってやるぜ!」
本作の主人公。
ヴァールタリア王国の首都グランディアスにあるギルド「エルスリング」で受けた依頼の報酬で生計を立てており、動物の捜索や魔物退治、人探しなど仕事内容はほぼ全て受けている。
評判はかなり良く、依頼以外でも困っている人がいたら構わず助けるなど、かなりのお人好し。
また、どれだけ難度が高い依頼でも「困っている人がいるなら、自分が傷ついても構わないから助ける」という自己犠牲から、危険な依頼で負傷したり、寝不足で依頼を受けたりとギルドの人間からはかなり心配されている。
戦闘は拳のみで戦い、かなり独特(彼曰く我流)。剣など刃物系の武器を使わない理由は「武器で技術を習うより、自分の拳で戦った方がやりやすいから」。動体視力は凄まじく、猛スピードで走る列車の中にいる人が誰かというのがわかるほど。
物語序盤にてギルドで今日の仕事の内容を聞こうと赴いた際、ギルドに入ってきたルナとティニア両名と出会う。
◯ルナリア・アウル・ヴァールタリア 女性 18歳 164cm 54kg 魔法・治療主体の戦闘
「なんとかなる!なんとかしないと、何事も!・・・え?ちょっとおかしい?」
本作のヒロインで、黒色の長髪と整った顔立ちが印象的な少女。
ヴァールタリア王国の王であり父であるアリアスの一人娘だが、生まれてから18年間を王宮で過ごしたせいか外の世界を全く知らず、長年不満を抱いていた。更に16歳の時から父のみならず騎士団からも素っ気無い対応をされる様になった為、ある日遂に我慢の限界に達して父に反抗し、外の世界へ旅をすることを決意する。
その際、自身の世話役で親友であるティニアと共に城を抜け出し、ギルドでイオと出会った。
非常に世間知らずであるが、その分興味津々なので見たもの・聞いた内容等を絶対に忘れることはない。(多少間違った知識を覚えることもあるが)
また王宮内にある書物室で魔法に関する知識も得ていることから、多彩な魔法を使うことが出来る。
前述の通り王宮から出たことがないため戦闘経験は皆無。ただし状況に応じた魔法を使うことができるので、後方支援はお手のもの。そのかわり近接戦闘はかなり苦手である。
◯ティニア・ティーグル 女性 16歳 162cm 49kg 魔法機銃を使った戦闘
「ルナリアに集まる虫は、私が全部撃ち落としてやるんだから!」
ルナリアの身辺警護兼世話役として仕えている、金色の長髪をツインテールにした髪型が特徴的な少女。
給仕係として10歳の時に王宮に就き始めた時に同い年のルナリアと意気投合して以降、彼女とは立場を超えた親友となっており、大切な親友のためならどんなことがあっても守るという強い意志をもっている。
イオとは、ルナリアが旅をする為にアリアスの反対を押し切って王宮を出た際一緒についていき、ギルドでどうしようか相談している時に出会った。その際、イオに対して「ルナリアを傷つけるような真似をしたらただじゃおかない」と脅しをかけている。
ルナリアとは上記の関係上お互いタメ口で会話しており、そのことを度々マルロからは言及されてはいるが、本人達はあまり気にしてはいないようである。
戦闘は魔法機銃という、自身の持つ魔力を弾丸に変え打ち出すという特殊な武器で、それを2本両手で同時に扱って戦う。近距離戦ではたまに足技を使った戦闘を行うこともある。
◯メリス・エルナーガ 女性 25歳 165cm 54kg 弓を使った戦闘
「あらあら、まあまあ。なんかー、大変なー、ことにー、なってー、いるんですのねー」
ベルメリス皇国で、ある人物を探している、紫色の長髪をした女性。
イオ達とはギルドで情報を得ようと赴いた際に出会い、その際、イオ達にその人物の情報を聞いたことで共に行動することとなる。
非常にのんびりとしており、「そう、ですねー、じゃあ、これは、」など一つ一つ区切りながら喋るのが特徴。
また、側から見てわかるぐらいの巨乳の持ち主であり、女性からは羨みの眼差しで、男性からは欲情の目で見られているが本人は全く気にしていない(イオも最初は驚いたものの、一緒に行動しているうちに慣れていった模様)
戦闘時はのんびりとした雰囲気とは裏腹に機敏に動き、弓での正確な射撃で獲物を仕留める。
◯イルディア・フェルナンド 男性 38歳 176cm 72kg 魔力増強杖を使った戦闘
「この世の人が全て、幸せな生活を送れるようにするのが、我々フェルス教の使命だ」
フェルス教が保有している修道院の一つ、カリス修道院で祭司長をしており、なおかつフェルス教の副教祖を務めている。
フェルメリア帝国の侵略から逃れてきた避難民や戦争などで親を失った孤児を快く受け入れ、更にその人達が自立できるよう生活等の支援をするなど非常に慈悲深い心を持つ。
またフェルス教の使命について、「子供のみならず全ての人々の幸福を考えることだ」と考えており、それが彼の行動に拍車をかけている。
戦闘面は体術などは使えないが魔力増強杖という特殊な杖を使い、味方の魔力を増強させて火力を底上げするサポートや、魔法を使った攻撃を行う。
リグス・ミクリアス 男性 24歳 175cm 74kg 短剣を使った戦闘
「はっはー!お嬢ちゃん達、この俺に任せときな♪」
センター分けした金髪と、多少ボロボロになったマントが特徴の青年。
世界中を放浪しており、行く先々で目に留まった女性に話しかけては振られるといった生活を送っている。
イオ達とは、グリフォリア山に行く街道の途中にあるリマール村で放浪中に負った傷の手当てをしている時に出会う。その際、ルナの容姿に一目惚れして、なんとか振り向いてもらおうとするためにイオ達についていくことを決める。
前述した通り口は達者で、女性に対してもナンパよりかはストーカーに近い接し方をするので軽く見られがち。だが、女性のためならいざという時は命を賭ける男らしい一面もある。
また、ナンパをした女性が既に他の男と一緒になっていた場合は潔く身を引くなど、割と素直な性格をしている。
世界中を放浪はしているものの、ただ放浪しているわけではなく、何らかの目的があって動いているようであり、この目的はフェルメリア帝国編にて判明することとなる。
短剣を使った素早い多段攻撃を得意とし、その動きは常人離れした動体視力を持つイオでも、集中して見ないと何をしているか分からない程である。
◯ラウリー・テュルラ 女性 17歳 153cm 50kg
「もうこの話は終わり!はい、帰った帰った!」
ギルド「エルスリング」で受付をしている女性。
小柄だが、依頼の相談で屈強な男を前にしても物怖じしない度胸を持つ。一人一人の体調や体格などを考慮して、一日の依頼を受ける数やその人間が出来そうな依頼を考えて発注受注をしており、依頼者や冒険者からはかなり信頼されている。イオに対しては、彼の「とにかく人助けがしたいからなんでもやる」というめちゃくちゃな考えから自ら敬遠しているが、同時に彼の異常なお人好しに心配を抱いてもいる。
◯ガラン・デルゼル 男性 25歳 185cm 79kg
「やれやれ、今日も忙しくなりそうだな」
ギルド「エルスリング」でラウリーと同じく受付をしている男性。屈強な男性であり力も中々強く、時々依頼の内容で暴れる人間を鎮めている。
ラウリーの半ば補佐的な感じであり、彼女では手が回らない仕事を受け持っている。イオに対してはラウリーと同じく、彼のお人好しに辟易しながらも心配はしている。
◯クラン・ヴァルトリア 男性 30歳 175cm 70kg 魔法による戦闘
「はあ?これが僕のやり方なんですよ。素人は黙って頂きたい物ですね」
執事のような出立ちをした、全世界に展開しているギルドを総括している男性。
経営難に陥ったギルドを立て直す、人があまり通らない場所でもギルドの運営を成り立たせる等、経営には天賦の才を持つが、イオに対して「見ず知らずの人間を助けるのは無能がすること」と罵る、才能が劣る者に対しては「自分より(才能が)低い奴は家畜以下)と蔑むなど、人間性にかなりの問題がある。
戦闘は杖を使わない速攻魔法を得意としており、そのスピード・正確さは近接・遠距離共に隙がない物となっている。
②敵側人物紹介
◯メルティア 女性 ??? 176cm 57kg 鞭で戦闘
「貴方に恨みはないけど、私たちの計画の邪魔をするなら容赦はしないわ。フフフ、覚悟しなさい」
血の女神復活を目論む組織「ゼダン」の1人で、イオ達が最初に戦うことになる人物。
見た目は黒いドレスを着た貴婦人と言った様子だが、その性格はかなり狡猾で残忍。
戦闘は振るう瞬間長さが倍増する特殊な鞭を使って戦う。
◯クリウス 男性 ??? 145cm 45kg 大剣で戦闘
「はー、面倒臭い奴が出てきたな。ま、とっとと終わらせればいいだけの話さ」
血の女神復活を目論む組織「ゼダン」の1人で、メルティア同様、イオ達が最初に戦うことになる人物である。
身長が低いため、側から見たら子供のように見える。が、その小柄な体型からは想像できない戦闘力を誇る。
自身の身長の1.5倍はある、大剣ヴェパールをふるって戦う。
◯ヘルベルト 男性 ? 172cm 63kg 魔斧ヴォルゼディアを使った戦闘
「仕方ありませんね。私の要求に応えられないというのであれば・・・消えていただきましょうか」
血の女神な復活を目論む組織「ゼダン」の1人。
メルティアとクリウス両名を倒したあとに出会う人物で、人魔ジェルドを護衛につけている。
メルティアとクリウスが倒されたというのに全く動じず、それどころかその2人のことを「役立たず」と言い切る冷酷な性格を持つ。
戦闘は巨大な魔物すら瞬時に一刀両断するほどの威力を持つ、巨大な斧ヴォルゼディアという武器を使って戦う。
・人魔系統
◯ジェルド 男性 ?歳 185cm 75kg 魔道銃を使った戦闘
「さて、邪魔者排除の時間だ」
血の女神の復活を目論む組織「ゼダン」に所属する人魔の一人。
ヘルベルト直属の部下であり、イオ達と二回戦うことになる。
ティニアが扱う魔法機銃とは全くの別物である、特殊な銃「魔道銃」を使う他、弾丸など飛び道具からの攻撃を無効化するリフレクトバリアや、銃から打ち出した弾丸を操る操弾術など、銃に関しての戦闘技術は凄まじい技量を持つ。
◯マレイユ 女性 ?歳 170cm 51kg 双剣ヘルヴァリーシュでの戦闘
「ふーん、私と戦って勝てると思ってるんだ。じゃあその妄想、私が全部壊してあげる」
血の女神の復活を目論む組織「ゼダン」に所属する人魔の1人。
人魔細胞が奥深くまで侵食している影響で顎から下が黒くなっており、非常に不気味な見た目をしている。
人の姿ではあるが、口から発せられる声にノイズのような雑音が混じっており、イオ達からは「女性だけど、女性じゃない」と言われている。
性格はかなりいい加減で、敵であるイオ達と会ってもどうでもいいと言った様な態度を取る。
だが、いざ戦闘になると一変し、自分に勝つと意気込んでいる者に対して容赦せず叩き潰そうとする。
戦闘は双剣へルヴァリーシュという、7色に輝く特殊な光剣を2本両手で扱い戦う。
③敵国登場人物
◯ヴァルダル・フェルメリア 男性 45歳 185cm 78kg 魔鎖ヴェルジェリスと家宝グラシャラボラスを使った戦闘
「俺に逆らう気か?俺はこの国の『王』だ。『王』の言うことは全て絶対ーーー故に、俺に逆らうことなど・・・愚か者以外の何者でもない!」
フェルメリア帝国の現王。
武に関しては天賦の才を持つと同時に、自国の民を顧みない圧政を敷く他、肥沃な土地を手に入れるために周辺諸国への侵略を何度も画策することから、フェルメリアの人々からは「暴君」として、その他の国々からは「侵略者」として恐れられている。
実は物語開始から3年前に国内で頻発していた不可解な事件について調べている最中、それに関わっていた「ゼダン」という組織を知るが、その時に組織がしていることに興味を持ち、裏で秘密裏に「ゼダン」と接触を図っていた。その際に、人よりも更なる上の存在へと行きたいがために、自身を人魔へと改造させるよう要求している。元々武人としてかなりの強さを持っていたため、人魔へと改造されたことにより通常の人魔より更なる力の獲得に成功している(凶魔と同等かそれ以上)。
ある事件をきっかけにフェルメリアへ来たイオ達から、周辺諸国への侵略や民達への圧政を止めるよう直接言われるが全く聞く耳を持たず、挙句狂気じみた持論を並べながら、人魔への改造手術を受けた際に渡された「魔具」を使って自身の野望の邪魔をしようとしたイオ達を消そうとする。
戦闘は自身は椅子に座ったまま自由自在に伸縮する魔鎖ヴェルジェリスを使い、部屋中に鎖を張り巡らせて動きの制限や鎖を剣のように突き刺したり拘束したりなど多彩な攻撃を仕掛ける。
魔鎖ヴェルジェリスが破壊された後は、フェルメリア家の家宝である大剣グラシャラボラスと、人魔としての力を解放して戦いを挑む。