歴史的事件を元にすると・・・・・?
実話や実際に歴史的に起きた事件や出来事を元にした映画、小説。
少なくないですよね。私も一本書きました。
この手の作品は、経過や結末は見えているので、一見、書きやすそうにも見えますが、実はとんでもない縛りプレイです。
私の作品である『1991バビロンの砂嵐』を例に取ってみましょう。
まず、登場人物人物に規制がかかります。「なろう」の規約では、登場させることのできる実在の人物は1945年8月15日までの人物です。
つまり、第二次大戦中かそれ以前に亡くなった人物または現在存命でない人物以外は、個人名を出して登場させることができないのです。そのため、どうしても登場させなければならない時は、個人名を書かずに「ぼかす」必要があります。
更に、戦争の経過・結果がわかっている=設定を「もしもこうだったら」という内容にしなければ、作者の恣意的な創作を挟み込む余地が一気に狭まります。これは『こういう場面を書けば面白いかも』というアイディアを極端に制限することを意味します。
作品内の「スケジュール」も制限されます。僕は、より具体的に場面が浮かぶように月日・時間の経過と舞台となる場所を明記していますが(軍事小説でよく見られる手法ですが)、これが、何年何月何日何時に物語が始まり何年何月何日何時に物語が終わる、これが決められてしまうのです。
個人的には書きやすかったのですが、自由に物を書きたい方には、実際の事件をなるべく忠実に書こう、ということは、あまりお勧めできません。




