表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/19

路〜産声〜(3)

話は進み、エースーー彼女の父親について語られることとなった。




「そんな……ことが…」

「ああ、信じたくないかもしれないけど。これが君の父親、エースのしてきたことだ」

シャーベットは話の途中からずっと顔が青ざめていっていた。

責められた気持ちになっていたのだ。

それは、そうだろう。自らの父親が加害者で、その被害者が真実を喋ってきたのだから。

「そんな、私、どうすれば。というか、なぜ、その子供である私のことを雇ったんですか?」

その質問にアラキは真剣な顔で答えた。

「ちょっとの復讐と君のことが気になったから。あと、この話をしたのも理由がある。」

「?」

シャーベットはハテナ顔をしたが、アラキは続けて話した。

「君はおそらくお母さんから俺たちへの恨みをたくさん聞かされてきただろう。それは本当のことだ。だけど、俺たちの意見も聞いて欲しかっただけなんだ。被害者ヅラしてるっぽくて感じ悪いだろうけど。お母さんの所に帰るのはまだ待って欲しいっていうだけだ」

シャーベットは少し驚いた。自分が母の所に帰ろうか迷っていることを見透かされていたのだ。

そこまでバレていたことにより、逆にシャーベットは冷静になった

「…つまり、私の母親からの洗脳のようなものを剥がし、父親の悪業をバラすことで、私の両親への信頼を消して、こちら側について欲しいと…」

「まぁそうなる。脅しに近いね」

「………悪い大人たちですね」

そうシャーベットが呟くとザザは困ったようにニコリと笑って答えた

「そうなんだよ。悪いんだよ俺ら」

そう言うと、目の前の二人は顔を見合わせてから笑った。


ーーシャーベットは揺らいでいた。アラキ達の話す、残酷な過去について自分の中でまだ、折り合いを付けられていなかった。そもそも、アラキとザザの言うことが本当かどうかも分かっていなかった。

(自分は一体どうすれば...)


「よし、話し終えたところで、今日の依頼に出かけようか。」

「依頼…ですか?」

「ああ、調査依頼だ。気を取り直してハキハキ行こー!」

そう言うとアラキは身支度を始めた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ