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路〜産声〜(2)

朝飯を食べたのち、アラキ達はそのままの机で、

「大切な話」をすることになった.


「ところで大切な話とは?」

話を切り出したのはシャーベットだった。

「ああ、その話なんだがな、実はアラキの昔話のことなんだ」

「?それならこちらにくる前の事前調査である程度分かってますよ?」

ーーお母さんからの情報がほとんどだけど


「いや、それ以外にもあるんだ」

ザザがそう言うと、アラキも続けて話した


「この話はきっと君のお母さんから聞いている話とは違う話だと思う。だが…」

「!?ちょ、ちょっと待って下さい!なぜ母のことをあなた達が知っているんですか?」

シャーベットはあまりの驚きから椅子をガタッと倒して机の上に身を乗り出した。


その問いにザザは冷静に答えた

「言っただろう。事前に調べさせてもらった、と。だからひとまず話を聞いてほしい」


そう言われるとシャーベットは静かに椅子を直して席についた。

その様子を確認してから、アラキはいつもと違う、静かな様子で話しはじめた。


「まず、俺たちは幼い頃、二人とも路地裏に捨てられていたんだ。当時の生活は未だよく覚えている。物乞いをしては無視され、たまに観光客がくれる金で食いもんを漁り、金がない時は盗んで、ゴミ箱を漁ったりもした。寝るときはゴミ袋の上に小さい体を乗せたとにかく生きることだけしか考えられない。そんな生活だった。

でも、そんな時に俺たちを拾ってくれたのが、エースという名の男だった。その人は周りの人より少し背が高く、コートの上からもわかる体つきの良さが特徴だった。今思うと、顔も良かったんだと思う。

エースさんはいつも優しくて、飯をくれた。そればかりか、出会って数日後、俺たちを家族に迎えてくれたんだ。その家にはエースさんと奥さんがお二人で住んでいた。

そう、知っている通り、この人達が君の両親だ。」

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