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四章 ~闘技大会~ (4)

 四日後、予選を終えた俺はフィリたちのいる喫茶店へ結果を報告しにきた。


「どうだった?カルロ。」


「無事予選は突破したよ。本戦の組み合わせは大会前日に決まるってさ。」


「そうなんだ、おめでとう!カルロ。」


 フィリは満面の笑みで祝福してくれた。その格好でそんな強いパンチを打たれるとヤバいな。手を出しそうになる。


「まあカルロの強さなら余裕っしょ。」


 少しふざけた感じで言うグレンダだが、実際余裕ではあったな。初日の能力テストは魔法を使った体力テストのようなもので、問題なく一位をとれた。

 二日目、三日目は能力テストの上位四十人が、二十人ずつに分かれてのバトルロイヤル形式で、それぞれ残った四人が本戦出場となる。

 俺は三日目の今日参加したが、正直拍子抜けだ。もっと強いヤツらが参加していると思っていたが、なんと言うか街一番の力自慢程度のヤツらがほとんどで、まったく相手にならなかった。もちろん全員が本気を出していたわけではないが、予選組はこんなもんなのかもしれないな。シード組に期待だ。


「やるわね、カルロちゃん。でも勝負はこれからよ。本戦の一回戦は必ず予選組とシード組が当たるようになってるから、中々予選組から一回戦を突破できる人は現れないのよ。」


 本戦の組み合わせは、予選組とシード組で分かれて抽選して決められる。そのため一回戦は予選組対シード組が八戦行われることになる。


「まあ強いヤツとは遅かれ早かれ当たるんだし、誰がきても勝つだけだな。」


 グレンダとマスターは揃ってヒューと言う。腹立つ連携だな。


「私たちも直接応援に行けたら良かったんだけど…」


「悪いわね、さすがに本戦当日はお店が混むから入ってもらわないといけないのよ。」


 そのために雇ったんだから当然だ。俺は別に応援が力になるタイプじゃないし、特に困らない。


「でも中継はあるみたいだし、それ見てみんなで応援するね。」


 闘技大会の様子はバルトハインや王都などで中継される。残念ながらロカレスタでは中継されてなかったので、俺は見るのも初めての大会に参加することになる。少しは楽しめるといいが、どうなるかな。

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