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天狗のあまねとテングの隆生  作者: イリ―


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間違い

 自分が間違っている。

 間違いは悪いこと。

 だったら自分は悪い人間。

 悪い人間はいない方がいい。

 良い人間ばかりになれば、きっと正しい人達は幸せになれる。

 誰もが楽しく笑って、歌って、踊る。

 悪い人間さえ居なくなれば、誰かが泣くことなんて無くなる。

 彼女があんな風に泣くことも無くなる。

 彼女が笑う為には

 僕はいない方がいい。

 僕がいなくなれば彼女は笑える。

 だって俺は間違ってばかりの弱く、悪い人間なのだから。

 僕は必要ない。

 必要ない。

 誰も僕を必要とはしない。

 だって悪い人間だから。

 だれか


 ――助けて



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