十九繋目:変な人
「今日もダンジョンに潜るんスか?」
「うん。まぁ昨日ボスを届けたばかりだから、今日は魔物を少しだけ狩って終わりにしよっかなって思ってる」
「すぐ終わるんスね!じゃあ早く行けるように準備してくるッス!」
スタスタと早足でクローゼットの近くに行き、中をガサゴソと漁あさりだすシェリン。
「準備で来たッス!」
「はやいなぁ…」
十数秒後、着替えだけ終わらせたシェリンが部屋中に響くような大きな声でそう叫んだ。
「まぁ、ダンジョンで必要な物はしまってあるんで」
しまってあるというのは、異空間に持ち物を保管できる魔法のことだろう。
四次元ポケットと言ったらわかりやすいだろうか。
重量だったり大きさだったり、しまえるものにはある程度制限がかけられているのだが便利なことには変わりない。
『焔様、準備ができましたら図書館に来ていただけると』
『それはシェリンも一緒で良いんだよな?』
『はい、大丈夫です』
「シェリン、図書館でルーンが待っているらしいから行くぞ」
「了解ッス!」
図書館まではそれほど距離が無かったので転移は使わずに、自分の足でルーンの待っている図書館へと向かった。
* * *
「あれぇっ?私服の人が城の中を歩いているなんて珍しいデスねぇ」
図書館に向かって歩いていると、すれ違った少女にそんなことを言われた。
見てくれは幼く、髪は白と黒で交互に束ができているという、パッと見でいえば変な人だった。
「私はこの城で働いている訳じゃないからね」
声をかけられたからには返事をしなければと思い、咄嗟とっさにそんなことを言う。
「面白そうな人発見デス!ついて行くのデス!」
その少女は私の周りをくるくると回りながらそんなことを言い放った。
誰が面白そうな人だ。
「私これから用事があるから構ってられないんだけど…」
「邪魔はしないから気にしなくていいのデス!あっ、それと我の名前は『フーラ・アイビス』デス。フーラって呼んでくれたら結構デス」
この子、髪の色もおかしいと思っていたけど一人称までおかしいのか…
「なんかバカにされた気がするのデス!」
なんで心の声が聞こえてるんだよ!怖いよ!
「まぁ、私たちについて来るのは勝手にしていいけど、本当に邪魔はしないでね」
「それは約束するのデス!」
そうして、身長の低い三人の少女が再び歩き出した。
どうもLrmyです。
最近は気分が乗らなくてですねぇ…
なんやかんやで一日が終わってるんすよ…
個人的にはツキアカよりGod Killingのほうが設定に時間かけたんで伸びて欲しい所さん…
皆さん!少しでも面白いと思ったら評価してくださいね!ではでは~




