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その商品、適合しておりません。

フェンリルに電話をする為、ダイヤルを回す。


「もしもし」と声が聞こえた。


「こちら、異世界通販センターの宇野と申します。フェンリル様へご連絡でお間違いないでしょうか」


「ああ、そうだ」


「ご注文いただいた靴について確認がございまして」


「いちばん大きいものを頼んだ」


「恐れ入りますが、1足でお間違えございませんでしょうか」


「間違いない」


「……」


「前足の外反母趾が痛くてな。」


「恐れ入りますが、前足・後足でサイズが異なる可能性がございますが」


「同じだ」


「……」


「なお、こちらの商品は二足歩行のお客様を想定した形状となっております」


「そうか」


「四足でのご使用ですと、適合しない場合がございます」


「ふむ……」


一瞬の沈黙。


「では、もう一足頼む」


「そういう問題ではございません」


受話器を持ったまま、わたしは天井を見上げた。


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