7/8
その宣伝、間違ってます。
「異世界通販センターでーす。」
元気よく始まる魔界のテレビ。
「今回は、なななんと!塗れば太陽の下が怖くない!魔法のクリームの紹介です!」
絶対焼けなーいさん2号の紹介がされている。
「なんとこの商品!天然由来のスライムの粘液をふんだんに使用し、塗ったその場でこの白さ」
見てくださいと肌を見せる司会者。
そして、使用者の声が流れる。
皆、人間だった。
異世界にて——
「最近、人間界の道具が手に入るらしいぞ」
酒場で、誰かがそう言った。
「なんでも願いが叶うとか」
「違う違う、電話をすると届けてくれるらしい」
「電話とは、なんだ」
「よくわからんが、とにかく繋がるらしい」
「へぇ……」
グラスを傾けながら、別の魔物が口を開く。
「だが、条件があるそうだ」
「条件?」
「人間基準だ」
一瞬、場が静まる。
「……それは、厳しいな」




