表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
きっと僕は堕ちていく  作者: 颯優夜
9/10

其の三

「優希子!」


咲平が名前を呼ぶ声と同時に小屋の扉が開く。


「咲平さん!」


そこには少し怪我をしている優希子と優希子を攫ったであろう男達がいた。


「よぉ、漣?前はうちの奴が世話になったなぁ?」

「知らないよ。何のこと?」

「あ゛ぁ?忘れたとは言わせねぇぞ!まあ、いい。そういやお前この嬢ちゃんには何にも教えてないんだな?」


走って熱いはずなのに体が内側から冷えていくのを感じる。


「…何が?」


嘘だ。何のことかなんてわかってる。

やめろ。頼むから。優希子だけには…


今までの優希子との生活が頭によぎる。


知られたくない。

知ってほしくない。

嫌われたくない。

離れたくない。


「お前が」


やめろ。

やめてくれ。


「人殺しだって事をよぉ?」


その瞬間頭の中が真っ白になった。

僕はただ刀を握った。

目の前にいる男達を斬りつけた。


優希子がいることを忘れて…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ