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50.爆発的な成長

 

「そうじゃな、始めは氷魔法からやろう」


 アマダスの言葉に頷いて、お手本を見ようとアマダスを見る。けれど、アマダスは動く気配がまるでなくって、私は首を傾げる。


「アマダス、どうやってやるかみせて……」


「それはパランが考えるんじゃ。じゃないと身につかんじゃろ?」


 私の言葉を遮って、少し強めにアマダスはそう言ってくる。どうやら自分一人でやり切れと、そういう事らしい。なので私は頷いて、アマダスをしっかり見る。


「分かった。自分一人でやってみる。見てて、アマダス」


「おう!真剣なパランは格好良くて、我好きじゃぞ」


 アマダスの言葉に少し照れながらも、深呼吸を一回、体の力を抜いていく。


 氷魔法は、火魔法と風魔法に並ぶ攻撃向きの魔法なので、少し工夫すれば、敵を倒せるはず。


 私は少し考えてから、奥から現れたゴブリンを狙う。手を上にあげて、長めの鋭い氷柱(つらら)を二本創り、手を思いっ切り振る。


 その瞬間、ヒュンと風を切って氷柱が飛んでいき二本ともがゴブリンを貫いた。


 そんな、昨日なんかの自分とは比べ物にならないぐらいの、想像通りの魔法に私が言葉を失っていると、


「流石パランじゃな!合格じゃ!」


 アマダスが後ろから嬉しそうに、拍手してくれる。


「あ、ありがとう」


 私がまだ呆けながら、小さくぽつりとお礼を言うと、


「次は水魔法じゃ!」


 そのままアマダスは、次の魔法を決めてくる。


 私は頷くだけ頷いて、今のはたまたまだと自分に言い聞かせる。


 氷魔法は最初から少し使えたし、凄く調子の良い日だってある。次の水魔法はきっと簡単にはいかないから、集中して倒す方法を考えよう。


 昨日アマダスがみせてくれた方法でもいい。けど、何かもっと違うやり方はないだろうか?


 氷みたいに水は硬くない。だから、形とかよりももっと他の所を工夫して……


 私が考えていると、三体のゴブリンが奥からやって来た。私は必死に考えてから、自分の周りに無数の小さな水の塊を創る。そしてまた、私は手を振る。


 水の塊はそんな私の手の動きに呼応して、氷柱よりも小さいからか物凄い速度で動き、一瞬でゴブリン三体を貫いたかと思ったら、ついでにダンジョンの壁や天井の石にめり込み穴を開けた。


 最初の考えでは、ずっーと当て続けていれば倒せると思っていて……こんな速度が出るとは微塵も思っていなかったので、自分の魔法の強さにいよいよ恐怖を覚えていると、アマダスが、


「合格じゃ!パラン。この調子で土魔法も頑張るんじゃ!」


 そう言って、後ろからいつの間にか来ていたゴブリンの集団の方へと私を向かせて、背中を押してきた。


 私は混乱しながらも、そもそもここには土がないので土を出そうと思い、魔力を込める。すると、私の周りに大量の土が出てきて、それを操りゴブリンの周りを囲むと、手を握る。


 そうして土がぎゅっと固まり、ゴブリンも固まって、


「あれ?ゴブリンが石みたいに……」


 ゴブリンが気付けば石化していた。

こんにちは、こんばんは。


早いものでもう50話目です。エッチな場面が少ないので、もっと書けたらなー、なんて思っています。


けれどそれ以上に、こんなにも読んでもらえるなんて思ってもいなかったので、読んでくれている方には物凄くありがたいと思っています。


まだまだ続きますので、今後ともぜひよろしくお願いします!!


面白い、続きが読みたい、そう思った方はぜひブックマーク!それと、

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よろしくお願いします。

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