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この壊れゆく世界でスキルを手に入れ生き延びる  作者: 小鳥遊ケイ
第一章 終わりの始まり
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第19話

だが【運動】スキルだけではダメだろう。


左手を利き手と同じように使えるようにするために【両手利りょうてきき】の一般スキルも必須だ。

これは説明するまでもないが、両方の手を利き手とする効果があると思われる。

ただ時間をかけて地道な努力や訓練で利き手並みに使える様にすれば、SPを節約できる

部分でもある。

今回は急を要するので仕方ないが、悩みどころだ。


一般スキルはとにかく膨大な数がある。

誰がこんなスキルを取るのだろうかと思うようなスキルもあったりする。

例えば【耳掃除】スキルだとか【貝開け】スキル、果ては【ごみ拾い】スキルなんてものもある。


だがそれだけ種類が膨大なので、その中から本当に自分に必要なスキルを選び取る必要がある。

良いわ良いわで習得していると、このご時世じせいであるから、人生にむ可能性すらあると思う。


必要になったら取るという方法でもいいが、いくつまでしか取らないという制限をかけて

自制しないと、取りすぎてしまう人は確実にいると思う。

かゆいところにも手が届くような便利さからだ。


ただ予想では、職業スキルほど特化した能力ではないのではないかと考えている。

なので藤次は、今回習得する一般スキルは3つまでと自分の中で決める。


【運動】【両手利き】【?】


あとひとつを何にするかが問題だ。

候補としては、【応急処置おうきゅうしょち】【目星めぼし】【暗視あんし】【しのび足】の4つだ。

【応急処置】は、怪我をしている人がいる場合、その処置をするための適切な技術と知識が欲しい。

【目星】は、注意深く辺りを観察するスキルだろう。とあるゲームで有名な技能だ。

予想だが【視覚強化】スキルはたぶん職業スキルだと思う。なので視覚を補助する一般スキルは

将来的には何かしら1つは欲しいと考える。

【暗視】のメリットは、ちょっとした明かりさえあれば暗闇の中でも昼間のように見えるスキル。

デメリットとしてこちらが明かりを点けるということは、相手に自分の位置を教えてしまうだろう。

【忍び足】は、文字通り音をたてないように、それでいて普通の速度で歩くためのスキルだろう。


捕らぬ狸の皮算用とはこのことだが、時間がないのでいま決めておかないと、迷う時間すら惜しい。


なかを斬られたとき、そのあともそうだが、敵の姿を捉えられなかった。

腕を無くしてからスーパーで見張りをしていたときに透明化するモンスターというのを観察して

いて分かったことだが、透明化といっても、およそ完全に透明になれているわけではないのだ。

よくよく観察してみれば、そこには空間のゆがみのようなものは見て取れた。

ただ、焦っていたり不安からなのか、精神状態によりけりで視界は常に良好だとは限らないものだ。


なので、せっかくだから俺はこの【目星】を選ぶぜ!

【読者の皆様へお願い】


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