第8話 召喚は道連れ世は情け
今回はちょっと長めです。
色々あったが、輪から離れていた女の子も交えてようやく自己紹介を始められた。
三人の神官長と三人の異世界人。
すぐに打ち解けられるなんて思っていなかったし、険悪な雰囲気が完全に払拭されたわけでもないため、この場の空気は和やかとは言いがたいものだった。
それでも何とか笑顔を取り繕って千歳が名乗り、それを自然な笑みでエスパンタリオが引き継ぐ。千歳はここで初めてエスパンタリオの身分について知ったが、彼は貴族出身らしい。そういえば、先程もカミロがそのようなことを言っていた気がする。
エスパンタリオに合わせて、千歳も自分のことについて少しだけ話した。あまり長くなってもいけないと、話したのはごく一般的な家庭の生まれで現在は学生だということだけだ。学校制度のことに眼鏡の男性とアビゲイルが興味を示したために話が脱線しそうになったが、エスパンタリオがさらりと流してくれた。
エスパンタリオは時折口を挟んで助けてくれるが、なぜか彼は千歳に会話の主導権を握らせようとしてくる。それとなくエスパンタリオに任せようとしてもかわされることを考えると、勘違いや気のせいということはないだろう。“本日の司会”と書かれたたすきが頭に浮かんだ。プレッシャーを感じてずんと肩に重圧がかかる。
(ミランさん……わざと、だよね?)
思わず隣に立つエスパンタリオの顔を見つめた。彼はにこやかに微笑んでいてその真意はうかがい知れない。
「私とエスパンタリオ神官長はこれくらいで……えっと、じゃあ、次は――」
「カミロ、次はあなたがしたら?」
千歳が誰に話を振ろうか迷っていると、アビゲイルが口を開いた。名指しされたカミロはムスッとした顔で答える。
「この私が、なぜ異世界人どもに名乗ってやらねばならん」
彼はかなりプライドが高いようだ。不思議なことに、偉そうな態度にはあまり腹が立たなかった。アビゲイルたちとのやり取りから他国の王族だと知ったせいかもしれない。
こうして得体の知れない異世界の人間と対等に話すことすら嫌なのだろう……と考えたところで、自分の考えが間違っていることに気づく。口調や表情こそ拒否を示しているが、本心では嫌がっているというより困惑しているのだと頭に浮かんだ“それ”でわかった。悪人顔だが、悪いひとではないらしい。
「言っておくけど、私はあなたの紹介までしてあげないわよ? 自己紹介くらい自分でしなさいよ。それとも、元王子様には難しいかしら?」
アビゲイルの挑発にカミロの顔が引き攣った。もう少し仲良くできないのだろうか、この二人は。
「ハッ……責任の取り方も知らない人間は自ら名乗ることすらできないのですね」
いや、間違えた。三人だ。眼鏡の男性も含めて、この三人は壊滅的に相性が悪いらしい。
和気藹々とまでは言わないが、もっと和やかな雰囲気で話し合ってほしいと思っているのは千歳だけではないはずだ。その証拠にエスパンタリオは苦笑しているし、もう一人の異世界人の女の子もおどおどと困惑した表情を浮かべている。
「貴様――」
カミロの眼差しが鋭さを増した。
まずい。これでは逆戻りだ。そう直感した千歳は頭に浮かぶ“正解”に従って口を挟む。
「あのっ!」
刺すような視線がこちらに向いて思わず後ずさってしまいそうになるが、ヴァルトにすごまれたときのことを思い返して踏み止まった。あのときほど恐怖は感じない。だから大丈夫だと己を励まして、千歳は俯きそうになる顔を上げたまま真っ直ぐにカミロを見つめる。
――カミロさん。
(さん付けしたら怒りそうだけどなあ、このひと)
そう思いつつも、それが答えなら仕方ないと口を開いた。
「えっと……カミロ、さん? 無理を言ってごめんなさい。でも、やっぱりお互いのことを知っていた方がいいと思うので……」
「………………」
(やっぱり怒ってる……!)
無言で睨みつけられ、内心冷や汗をかく。
まだマシなのは剣呑な視線を千歳に向けるのがカミロだけであることか。アビゲイルはニヤニヤと笑っていて、眼鏡の男性は静観の構えだ。幸いなことに、カミロの後ろにいる彼の部下と思わしき神官たちは千歳よりも眼鏡の男性の動きを注視しているようでこちらにはほとんど意識を向けていなかった。彼らの手が剣の柄にでもかかっていたら、千歳にこれ以上何かを言うことは無理だ。さすがにそこまで肝は据わっていない。
しばらく沈黙が続き、カミロが心底嫌そうに顔を歪めた。
「私の名はカミロ・イリクリニス。並べられるのも不快だが、貴様を召喚したミランやそこのアビゲイルと同じ神官長だ」
「は、はい。よろしくお願いしま――」
「神殿では格上の相手を名前で呼ばん。ミランはどうだか知らんが、私を名で呼ぶことは許さない。礼儀を知らぬ異世界人でもそれくらいは覚えられるだろう。私のことは“イリクリニス神官長”と呼ぶようにその鈍そうな頭に刻みつけておけ。……次はない」
今回に限り不問に付す、ということだろう。
カミロ……いや、神官長であるイリクリニスが明言したことで他の神官たちが緊張を解いたのがわかった。言い方は悪いし、終始ひとを見下したような言葉はどうかと思うが、実際に彼の方が立場が上なのだから仕方ない。眼鏡の男性などは腹が立ったのか目を吊り上げていたが、千歳はもともと沸点が高い方なので“勘違いされやすいひとだな”くらいにしか思わなかった。自分の捉え方が間違っていない自信もある。
「はい、気をつけます。教えてくださってありがとうございます、イリクリニス神官長」
千歳がぺこりと頭を下げるとイリクリニスは顔を顰めたまま、けれど満足気に頷いた。
「そして、コレは私が召喚した異世界人だ。名前は……さて、何だったか」
「あなたはひとの名前も覚えられないのですか」
眼鏡の男性の顔が不快そうに歪む。
この二人は自己紹介を済ませているらしい。召喚した側とされた側では当たり前のことかもしれない。この分だと、アビゲイルともう一人の女の子もお互いのことは知っていそうだ。召喚の儀とやらを同じところでやってくれていたら二度手間にならなかったのに、と思ってしまう。……いや、人数が多くて収集がつかなかった可能性が高い。そんな状況だったらきっと今以上に大混乱だ。やはり、個別で良かったのかもしれない。
「生憎、異世界の名には馴染みがなくてな。他人に高説垂れるほどだ、貴様はさぞや立派な人物なのだろう? 私の紹介では気に食わないだろうから、自分で名乗ると良い」
皮肉気な笑みを浮かべるイリクリニスを強く睨みつけてから、眼鏡の男性は聞こえよがしに大きな溜め息を吐いた。そして、千歳ともう一人の異世界人の女の子の方に向き直ると、先程とは打って変わって優しげに微笑む。同じ召喚被害者だからだろうか、仲間意識のようなものを感じた。
「僕はグラウクス・フォール・オクロス。異世界人といっても同じ世界の生まれではなさそうですから、言ってもわからないと思いますが……」
グラウクスと名乗った彼はそこでいったん言葉を切る。
同じ世界の生まれではないというのは何となくわかっていたことだ。確認するような視線に、千歳ともう一人の女の子が戸惑いつつも頷くと再び口を開いた。
「ツィガーネク帝国第二席帝国議員ドゥシャン・ベナークの第五秘書をしています」
秘書、ということは学生の千歳と違ってもうすでに働いている大人なのだろう。
二十代後半くらいの見た目なので意外でもなかった。メタルフレームの眼鏡が少し怖い印象を与えているが、柔らかい表情になるとそれが崩れる。眼鏡を外したらもっと若く見えるかもしれない。実際の年齢はどうなのだろうか。
ツィガーネク帝国という名前に聞き覚えはないので、ここでも千歳がいた世界でもない異世界の国名なのだろうと思う。千歳が知らない世界の国々なんてたくさんあると思うが、自己紹介したときに日本やアメリカと言って通じなかったことを考えれば間違っていないはずだ。
議員の秘書というと、政治に関わるひとなのだろう。あまり身近ではない職種だが、重要な役職のようなのにこんなことに巻き込まれて不運としか言えない。……召喚に関しては、千歳にとっても他人事ではないけれど。
「あら。あなた、政治に関わっていたの?」
アビゲイルの瞳が光った。
異世界の政治に興味があるのかもしれない。元の世界の政治について千歳に聞かれても、彼女が満足できるほどに答えられる気がしないので日本の政治については聞かないでほしい。能力を使えば説明できるのだろうが、自分で理解していないものを“正解”に従って語るのは知ったかぶりをしているようで嫌だ。
「議員秘書ですから、ある程度は関わっていたと言えなくもありません。ただ……この世界の政については知りませんが、僕の世界では“議員秘書が政治を行うことがあってはならない”という決まり事がありますので、実際に政治を執り行うことはできません。もちろん、常に議員の傍に控えているので意見することくらいはあります……と言っても、僕のような末席の秘書にたいした影響力はありませんが。第五秘書ですから会議にも出席できませんし、家格が低いのでこれ以上の出世も望めませんね」
グラウクスがいた世界……というよりツィガーネク帝国は、どんなに能力が高くても家柄で地位が決まる完全家格主義の国だと言う。彼は下位貴族の三男のために議員秘書止まりだったそうだ。
千歳にとっては身分階級なんて歴史の教科書の中のものくらいの認識だが、グラウクスやこの世界の人々にとっては当たり前のものなのだろう。神官長たちからは納得したような空気を感じた。
「ハッ、大した地位だな」
グラウクスの言葉を聞いたイリクリニスが鼻で笑う。すかさず飛んできた嫌味にグラウクスも応戦するが、場の険悪さが増すだけなので止めてほしい。
「王族としてお生まれになった方にはわからないでしょうね、能力に見合った地位に就けない辛さなど。……まあ、僕にも、生まれだけで能力以上の地位に就く辛さはわかりませんが」
「……何が言いたい」
睨み合う二人の間にまた割って入らないといけないのかと思うと少しではなくげんなりする。
次はどのように口を挟むかと考えたところで、放置していいという答えが出た。頭に浮かんだそれには両手を上げて賛成したいが、放置して悪化したりはしないだろうか。
(放っておいて……いいのかなあ、これ)
まあ、無理にまで目の前の諍いを止めようとは思わない。何度止めても再度起こるのならなおさらだ。イリクリニスとグラウクスも残りの二人の紹介には興味があるだろうし、話し始めれば自然と収まるだろう。……そうであってほしいと思う、切実に。
千歳が視線を向けると、アビゲイルは心得たように頷いてくれた。その直前、彼女は言い争う二人に馬鹿にするような眼を向けていたが、どちらも気づかなかったらしい。三つ巴にならなくて何よりだ。
「じゃあ、次は私ね。私の名前はアビゲイル・グリフィスよ。ミランやカミロと同じ神官長を務めているわ。男どもに嫌気が差したら私を頼ってもいいわよ?」
茶目っ気たっぷりにウィンクする彼女は千歳の目から見ても魅力的だった。
「はは……お気遣い、ありがとうございます。グリフィス神官長」
彼女に“男ども”とひとまとめにされてしまった存在を思うと何とも言えない気持ちになるが、誤魔化すように笑って礼を言っておいた。実際に彼女を頼るかどうかはともかく、女性の知り合いがいるのは心強い。味方は少しでも多い方がいいと思うのはこの状況において仕方のないことだろう。
「アビゲイル、でいいわよ。女同士だもの。仲良くしましょう」
にっこりと微笑みかけられる。なぜだろう、裏がある気がしてならない。
「は、はい……じゃあ、エスパンタリオ神官長と同じように呼ばせてもらいますね」
「ミランと? そう、ね。……やりすぎると周りがうるさいだろうし」
後半の呟きはよく聞こえなかったが、千歳の言いたいことは伝わったようだ。人目の少ない場所でなら、彼女を名前で呼んでも咎められはしないだろう。エスパンタリオに召喚された千歳に、異なる派閥のアビゲイルと二人になる機会があるかどうかはわからないが。
「えっと、最後は……」
そう言って、千歳はずっと黙ったままだった女の子に顔を向けた。
魔女のような格好は目立つが、彼女自身はあまり目立つことを好まないのかもしれない。千歳より小柄な身体をさらに小さくして所在なさげに立っている。
表情や仕草で話を聞いていることはわかるが、まったく話さないのはなぜだろう。何かあるごとに言い争う三人のようになれとは思わないが、あまりに静かだと不安になる。だが、初対面の相手ばかりだし、引っ込み思案そうなのでそれも仕方ないのかもしれない。
「彼女はソフィア・ストレーガ。私が呼び出した異世界人よ」
大勢から向けられた視線に怯えたのか俯いてしまった彼女を庇うようにアビゲイルが言った。ソフィアというらしい女の子は、小さな声で“よろしくお願いします”と呟いて頭を下げる。
「こういう場は得意ではないらしいの。私が名前を聞いたときも苦労したのよ」
苦笑を浮かべるアビゲイルの言葉に、ソフィアはさらに身を縮めた。責められている気になったのかもしれない。
「その……もしかして、なんですけど……ソフィアさんって、魔女なんですか?」
そうだという確信があったが、それを隠して尋ねた。
異世界人三人は三人とも違う世界から来たとこの場ではっきりさせておきたい。それが、今取るべき“正解”の行いだと千歳は知っている。スムーズにとはいかないまでも、千歳が望んだ方向に話が進んでいることに言い様のない満足感と罪悪感を感じた。すべて思い通りに動かしているようなこの気分が、千歳はあまり好きじゃない。
「………………」
「あの、間違ってたならごめんなさい」
「…………いえ」
ソフィアが初めて口を開いた。
「チトセさんやグラウクスさんの世界にはなかったそうですが……この世界と同じように、私の世界も魔法が存在する世界です。名前からもわかるように私は大魔女ズィナミア・バド・ストレーガの血を受ける位階第十三位の魔女で――」
ぼそぼそと話すソフィアの声は小さい。それを聞き逃さないようにか、周囲の声は止んでいた。舌戦を繰り広げていたイリクリニスとグラウクスも口を閉じて彼女の言葉に耳を傾けている。もっとも、顔を下に向けたままのソフィアは気づいていないようだが。
「……あっ」
ソフィアがハッと顔を上げる。そして、自分に向けられた視線の多さに固まった。
「………………」
「ソフィアさん、色々と話してくださってありがとうございます。魔法って、私の世界では物語の中にしかないものだったので……あ、グラウクスさんの世界でもそうでしたか?」
「ええ、お伽話の中のものでしたね。異世界だということも、すぐには信じられませんでしたよ。僕を無理やり呼び出した方が親切にも実際に魔法を見せてくださらなかったら、まだ疑っていたかもしれませんね」
「ってことは、やっぱり私たち三人とも同じ世界の出身ではないんですね……」
確認するために口に出したはずの言葉には押し殺しきれない感情が滲んでしまっていて、自分の弱さに笑いたくなった。まだ、望みがあると信じていたらしい。同じ世界の出身でないことに一番早くに気づいて、それが事実だと誰よりもよく知っているのは千歳だというのに。
「全員が異なる世界から召喚されたというのは興味深いけれど……今、そんなことを言うのはさすがに不謹慎かしら。召喚の責任は私たちにあるものね」
「重職にある身として、己が行ったことの責任は取らねばなるまい」
「カミロとアビゲイルならばそう言ってくださると思っていました。チトセからの提案なのですが――召喚した者がそれぞれ異世界人を保護し、協力して彼らを元の世界に戻す方法を探すというのはどうです?」
「悪くない案ね」
「いいだろう。その提案を受け入れる」
神官長たちの話もまとまったようだ。さりげなく千歳の提案にされていることが気にかかるが、エスパンタリオが話をつけてくれたようで助かる。この先に不安がないと言えば嘘になるが、この神殿における最高権力者である神官長三人が保護すると言ってくれている以上、ひどい扱いをされることはないだろう。
グラウクスも話を聞いていたらしく、少し不服そうにはしていたものの不満を口にしたりはしなかった。彼もこの辺りが落としどころだと思ったのかもしれない。
不満だろうがなんだろうが、召喚した側に縋らねば身の安全も確保できないのが千歳たちの今の立場なのだ。冷静さが戻れば、騒いだって現状は悪化するばかりで良くならないとわかる。正直、自己紹介なんて悠長なことをしている場合かと思っていたが、こうなってみると全員が気を落ち着けて話し合うために必要なことだったのだろう。
頭に浮かぶ道はいつだって正しい。
千歳が“正解”を知らなければ、もっと揉めたのかもしれないと思うと何だか苦しかった。理由も知らず結果も考えず、ただ“正解”に従って動くことは正解なのだろうかと埒もないことを考えてしまう。
(それでも。それでも……やらなくちゃ。誰かが正解に導かないと、みんなが間違う。だから、私がやらなくちゃ)
自分勝手な責任感に突き動かされて、千歳は三人の神官長たちに向き直った。
「エスパンタリオ神官長、イリクリニス神官長、グリフィス神官長」
すべてが思い通りに動いているような万能感。
誰もが己の手のひらの上で踊っているような支配感。
ひどい自惚れだ。
千歳自身は無力で何の力もないだだの高校生に過ぎないのに、身に余る能力はそんな錯覚を抱かせる。ちっぽけな千歳にはそれが怖かった。“正解”を知っていてなお間違えることも、道を踏み外しそうになることも、すべてが恐ろしい。
そして何より、そんな能力を持った自分を千歳は一番恐れている。
「大神官を決めるために召喚魔法を使って、三人とも成功しちゃったんですよね? こういうとき、どうするかは決めてたんですか?」
「いいえ。失敗した場合のことは考えていたのですが……」
「フン、召喚魔法を成功させるのは私くらいのものだろうと思っていたからな」
「三人とも成功するなんて誰も考えてなかったのよねえ」
エスパンタリオは申し訳なさそうに、イリクリニスは鼻を鳴らして、アビゲイルは愉快気に笑って答えた。
はじめのオルドジフからの説明を聞いていれば、三人のこの答えは簡単に予想できる。それでも尋ねる必要があったのは、おそらくこれが次の言葉のための布石だから。
「じゃあ……それについて、実は私から提案があるんですけど、聞いてもらえますか?」
――――“正解”に従って紡がれた言葉は、他人にはわからないくらい微かに震えていた。
《 おさらい 》
☆グラウクス・フォール・オクロス
眼鏡をかけた男性。召喚された異世界人の一人。
☆ソフィア・ストレーガ
魔女っぽい格好の女の子。召喚された異世界人の一人。
☆ミラン・エスパンタリオ
千歳を召喚した神官長。男性。よく泣く美形。
☆カミロ・イリクリニス
グラウクスを召喚した神官長。男性。悪役っぽい顔の美形。
☆アビゲイル・グリフィス
ソフィアを召喚した神官長。女性。気の強そうな美人。