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騎士服を愛でたい令嬢は、騎士団に勤めたら溺愛されました。  作者: 漆原 凜


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挙式

「はぁぁぁ…格好良い…神様ありがとうございます!あぁあぁぁ堪らない…」


夢に見続けた最上級正装!!涙が出そう。あぁ素敵過ぎる。ピッカピカの白に金色の刺繍…掛けたマントが堪らない。髪を片側を撫でつけ固めているノアが神々しい。唯一無二。本当似合いすぎる。うぅ…これが無料でこんな間近で見れるなんて、我が人生悔い無し。眩しすぎて目眩が…


「リディ?大丈夫?」


「ノア…出会えて最高でした。今までありがとう…」


まだこれからだよ!って焦っている。沢山の騎士が待っているよって耳元で囁かれ目を覚ます。私は今日死ぬかもしれない。幼い頃から憧れ続けた騎士服、本当にこんな日が来るなんて。夢は叶うと大きな声で皆に伝えたい。叫んでみる?


「ノア叫ぼう!!!ほら!」


リディ落ち着いて!!?何とかノアに抑えられ冷静になる。挙式当日危ない奴になるところだった。ありがとうノア。格好良い上、出来る男だわ。めっちゃお得ね。


「リディいけそう?」


「ノア…本当にありがとう。生まれてきてくれてありがとう。うぅ…本当に…」


ダメかもしれないとノアがため息をついている。涙が溢れそうな私の背中を擦って落ち着かせてくれる。落ち着く度に目に入る最上級なノア…泣ける。私どうしたら良い?とノアが困っている。


「こんな素敵な方と結婚出来て幸せです。」


「ありがとう。私もリディと結婚出来て幸せだよ。」


行こうかと手を取られ大聖堂へと向かう。泣かないで終われるかな…もう何度も泣きかけている。ただ立っているお父様を見るだけで涙が。上を向き耐える。中で待っているからねとノアが離れる。


「リディア素敵な人と出会えて良かったな。」


「うぅ…お父様…今は辞めて。泣いちゃうから…」


すまんと立ち位置に立つ。こんな大事な日にも変な娘でごめん。あとでいくらでも聞くからね。お父様の手を取り、ついに始まる。扉が開き正面にいるノア…待って本当に神なんだが。射し込む光が輝きをましている。あぁ…無理無理無理。グッと耐える。痛い痛いと小さな声でお父様が呟く。手に力が入り過ぎて腕に爪が食い込んでいた。あ、ゴメンなさい。


微笑むノア…くやしい。格好良すぎるから笑わないで欲しい。こっちは必死で耐えているのに腹立たしい。ノアの手を取る。どうしてこんなに格好良いのか。


では誓いの口付けを…え?もう終わり?記憶無いのだけど。ノアが微笑み口付けをする。拍手が巻き起こり2人で参列者に礼をし退場するために歩き出す、は!様々な騎士服!入る時は全く見れなかったけど…ついに泣いてしまう。ノアに支えられ無事扉が閉まる。


「うぅ…ノア…ありがとう。騎士服万歳。」


ノアが私のお嫁さん面白すぎでしょ!って笑っている。本当良い人だな。こんな意味のわからない私を選んでくれ許してくれる。全世界を敵に回しても何があっても味方でいよう。


「はい!パーティ行くために着替えるよ!騎士達が待ってるよ。」


挙式後はガーデンパーティが行われる。早くと言われお互い控室に入り着替える。呼びに来たノアは先程とは違い黒を着ている。プロポーズしてくれた時を思い出し顔が赤くなる。私の旦那様最高なんだが。


「他の騎士を見てもいいけど惚れるのは私だけにしてね。」


「ノア以外に惚れる訳ないし。」


頬に口づけをされ微笑まれる。小悪魔がいる!翻弄してくるよぉー。抱きつきたいが我慢をする。汚したら大変だ。


「あとでいっぱい抱きしめてね?」


「リディを閉じ込めたい…可愛すぎ。三日三晩は抱き潰す予定だから大丈夫だよ。」


そうじゃないと思いながら手を繋ぐ。皆が待っている会場へと歩き出す。


「ノア大好き!これからもずっと一緒に居ようね!」


「私も大好きだよ。」


絶対離さないからと言ってくれ微笑み合う。騎士服を追い求めたら、騎士服が誰よりも似合う人と結婚出来るなんて思ってもいなかった。誰にも理解されず遠巻きにされていた頃の自分に、1番の理解者が旦那様になる人だよって言ってあげたい。頑張れ私。


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