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騎士服を愛でたい令嬢は、騎士団に勤めたら溺愛されました。  作者: 漆原 凜


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「は!騎士様!あれは青龍騎士団!紺色の制服が素敵だわ。」


うっとりとした目で騎士様を見つめる。私は物心ついた時から騎士様方の制服が大好きで、大きくなったら絶対騎士団で絶対働くと決めていた。首元のきっちりとした襟に、隊によって違う刺繍に色合い!階級章やロングジャケットにマント全てが素晴らしく全騎士様を凛々しく見せると言っても過言では無い!


周りには理解されず、引いた目で見られ続けた学生時代…私はついに騎士団に就職する事が出来たのだ。


騎士団は人気職場なので学生時代は勉強を頑張り、面接でいかに騎士団で働きたいかを熱弁し…ついに働く権利を手に入れる事が出来た。合格連絡が来た時には三日三晩泣き続け、額に飾った合格通知を称え続けた。


騎士服を模したワンピースの制服を本当に着れる日が来るなんて…今までの努力に涙が出そう。頑張った自分を褒めてあげたい。


「あ、行かないと!」


今日はその騎士団への入団式!様々な騎士服が集まる大祭典。考えるだけで鼻血が出そう。慌てて向かい騎士団の敷地に入ると騎士様だらけ…ここは天国ですか?


「リディア·コーデンです!」


確認の後に、はいっと書類を渡される。中に入り席に着くよう指示をされ、ありがとうございますと席へと向かう。あちこちに騎士様が居る…あぁぁ目の保養過ぎる。涙が出そう。


「何で祈っているの?」


「全てに感謝をしています。え?」


1人神様に感謝を伝えていると、急に声をかけられ驚く。声がした方を見ると可愛らしい女の子がいる。


「驚かせた?ごめん。入団式に緊張しながら座ってたのに、横の人見たら涙ぐみながら祈ってたから気になっちゃって。」


「私騎士団で働くのが夢でして…ついに!と思い感謝しておりました。緊張していたところ邪魔をしてすいません。」


「あはは!緊張解れて助かったよ。私ラナ·コニック。ラナで。新人同士よろしくね。」


「リディア·コーデンと申します。リディアって呼んでください。よろしくお願いいたします!」


ラナは同い年でお家が騎士家系のため、自然と騎士団を目指し入団したそう。家に騎士様が居るなんて!最高じゃないか!私の家は文官家系なので無縁だった。


「静粛に!」


壇上の騎士様がざわつく会場に声をかけ、あと数分で開始だと告げる。緊張するねってラナと小声で話しながら待つ。しばらくすると開始が宣言され粛々と式は進んでいく。仕切っている騎士様も素敵。着こなしが最高だわ。次々と騎士団の役職の方々が紹介されていく中とんでもない男前が登場する。


「総団長ハルト·クロフォード様!」


何あの人!白の騎士服にマントを纏い最上級の気品溢れる制服姿じゃないか!!ほどこされた金装飾が繊細で高貴さを引き立たせている。さすが総団長は違う。あぁ神々しすぎて涙が出そう…もう見れないかも。しっかり目に焼き付けておこう。


「リディア何でまた涙ぐんでいるの?!」


「幸せすぎて…」


入団式が終わりラナと話をしながら配属先の発表を待つ。白龍騎士団の事務官がいいな。白のロングな制服が1番好きなんだよね。


「次コーデン!」


「はい!」


「騎士団本部事務官に配属!」


本部ー??騎士様少ないじゃない…はぁ悲しい。ラナは青龍騎士団だって。もう見飽きたと冷めた目をしていて話を聞けば、お兄様が青龍騎士団に所属しているらしい。羨ましー!!


ラナとまた後でとねって別れ本部へと向かう。


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