2話 4月9日※結衣視点
今回は結衣視点です
今日は4月9日、うちの学校では模試がある。
私は成績がいいから問題はないがやはり春休みに勉強はやりたくない。
2教科終わった昼休み
「やっと昼休みだ〜!」
と楓が走って寄ってきた。
楓は高校に入ってからできた友人で一番の親友だ。
「そんなに疲れてるの?」
「もちろん!テスト嫌いだから!結衣が癒して〜」
「やだよ!彼氏にでも頼みなさい!」
そう、楓はなんと彼氏持ちなのだ。
「そういう結衣は色恋沙汰はめっきりだもんね〜」
「好きな人ならいるもん!」
そう、私には好きな人がいる。幼馴染である北条翔だ。恋心を自覚したのは高1のクラス発表の時だ。中学校の時までは当たり前に隣にいた翔が違うクラスになって私はその日全く力が入らなかった。そしてこれは恋心なのだと気づいた。しかし、違うクラスでアプローチするチャンスもなく高2になってしまった。
「今日こそ翔を一緒に帰ろうって誘う!」
「はいはい、頑張って〜」
「もう!ちゃんと聞いてよ!」
楓は茶化してくるが私は本気だ!一緒に帰ろうって...一緒に帰ろうって...ぅ〜恥ずかしい!で、でも翔が誰かに取られないうちにアプローチをどんどんしてかないと!
でも蓮が邪魔なんだよな〜。
「ねぇ楓、どうすればいい⁈」
「は、何が?」
「翔と二人きりで帰る方法!」
「いっそ東条に話せば?」
「えっ!」
蓮に私が翔のこと好きだって話すの⁈そんなこと恥ずかしくてできないよ...
でも!やらないと!蓮の前でぐらい言えないとも、もし私とか、翔が付き合うことになったら...ぅ〜恥ずかしい...
とにかく!今日の放課後2組に行って蓮に言わないと!
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