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第四話。

ここに誓う。




※だいぶ短いです。

**奏汰**


「…あー、なんかゴメンなっ」

(いや、別に平気だよ?)


今、僕はスピカとお留守番をしている。


本当なら僕とスピカも出かけるつもりだったんだけど、えっと、その…スピカがまだ久しぶりの人間界に慣れてないから留守番なわけで、決して女の子みたいな見た目を気にしてる訳じゃなくて…!


「…途中から駄々漏れだよ、奏汰。」

(あ…ごめん!)

「で、でも、さっきより切り替えがうまくなったよなっ!」

(えへへ…ありがとう♪)


あ、切り替えって言うのはスピカに聴かれたくない考え事を隠すスイッチみたいなものだよ!



「あ、そういえば…奏汰は、ボクのことを、その…家族だって思ってくれてるんだよね?」

(当たり前!いきなりどうしたの?)

「いや…その…」


なんだろう?はっきりしないなぁ…

まぁ、大事なことなのかもしれないからゆっくり待とうかな?


スピカは一度深呼吸したあと、僕の瞳を真っ直ぐに見つめてこう言った。

「ボクと、誓約をしてくれない?」

(えっ…大丈夫なの?)

と、僕が言うと、

「奏汰なら大丈夫!で…誓約してもいいの?」


スピカは、まだ会ったばかりの僕を信じてくれてるんだ…

なら答えは一つだよ!


(もちろんだよ!)


「そっか。じゃあ…始めるよっ!」


その瞬間、僕とスピカを中心にした魔法陣が広がる。


(キレイ…)

「魔法陣、展開完了。魔力充填…完了。奏汰、手を出して。」


キレイな光に見とれていた僕は、慌てて手を差し出す。

すると…



チュッ





スピカが僕の手にキスをして、こう言った。

「ボク…スピカは、誓約者…星野奏汰を守ることをここに誓う。」


…僕が女の子だったら好きになってるよ。


でも、今の言葉じゃダメだ。

だから、僕が付け加えちゃおう。

(僕たちは兄弟でしょ?なら、僕もスピカを守るよ。ここに誓う。)


「奏汰……ふぇっ」

(えっ!ちょっとどうしたの!)

なぜか、スピカが泣き出してしまった。

どうしていいかわからず、とりあえず手を握っていると、

「ひっく…奏汰の手は、暖かいんだね…すごく落ち着く。ありがとう。」

と、スゴい笑顔で言われた。


…僕、女の子がよかったかも。



しばらくしてスピカはずいぶん落ち着いたみたいだ。

「ねぇ、奏汰。最後までずっと一緒だって、誓ってくれる?ボクは、独りになるのが恐いんだ…」

(じゃあ、2人の約束!僕たちはずっと一緒だ!)

「っ!うん!誓約完了だねっ!」


こうして、僕たちは誓約を交わした。



「ただいまー!ご飯すぐできるから降りておいでー。」


ロシィ姉さんだ!

(いこう、スピカ!)

「そうだね、奏汰っ!」




**side out**





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