大根と取説と臨月
この間は私が転んでいきなり消えたと家族がびっくりしていたが、当事者の私は、もっとびっくりした話のつずき
足がみるみるうちに腫れて、ジャージのズボンがはち切れるほど大きくなりジャージの上から冷やしてみるみるうちに腫れがひいていく足を見ながら、まだ、腫れてるな…と思ったら、自分の足の、大きさだった。
現実は、残酷だ
私…、まだ足が腫れてるな…もう少し細かった…と言い聞かせながら今日も足を眺めている。
昔、足を並べて伸ばして友だちと座っていたら
野菜やの大根が売っていると言われたけど…
あんたの大根は辛いねと…、
あの頃に戻りたい。細い大根は辛いらしい(笑)
今の私の足はきっとみずみずしくておいしい甘味もある大根だと家族に言ったら
桜島???と言われた
いや、カブだろう…、と言う声も
おろしたら甘いよ…とか、ぶり大根が良いとか
そもそも。私の足は食べ物ではない(笑)
いやいや生足だから、食べれるでしょと友だちが突っ込んでくる。
見て!このカモシカのような足…、
何?その沈黙は...。
この間、歩いていて、かがみに映る自分を見てたら、妊婦さんが通った。
家族に、「私もそろそろ臨月ね…」
というと、
「何を返せばいいかわからないことを言うな(笑)」と言われた…
「いや、そろそろ産まないと、お腹も張り出したし、陣痛きそう(笑)おそらく三つ子…」
「あのいつ妊娠したの?」
「わからない...気が付いたら?」
「そうなの?あんた、確か、この間生理来たって言ってなかった?」と友だちから言われた…
「あ、そうだったかな(笑)」
「そうだったかな?そうなの(笑)。いったい何を産みたいの…?」
「天使…、」
「そうだったか…、」
「うん…」
「あんた馬小屋で産むね(笑)」
「何で?病院で産むよ(笑)」
「そうなのか…、あんた妊娠したの?相手は?」
「…、いない…」
「じゃあ、馬小屋で産むね(笑)」
「何で?病院で産むよ(笑)」
「そうなのか…、もう何人も産んでて今さら何が妊娠したの?なの(笑)脂肪でしょ?(笑)」
現実逃避の日々は続く。




