【エピローグ】三角関係は永遠に【完】
『ヤッタ! これでアイラと結婚できる、毎日〇〇〇できる!』
と、大興奮のアラサ~男ジェシー・ウエスト(平凡で幸せな家庭を夢見がち)。しかし、ダーク卿の弟子ランベール・ギーズ(捨てネコを拾ったのち愛でがち)の過激なカウンターパンチに遭いまくるのであった。
※
『奥様の出産がありますのでねぇ……義娘のアイラにもいてほしいのです』
『ウェディングドレスの仕上げに時間が掛かりますしねぇ……』
『嫁に出す前に、義娘との思い出をたくさん共有したいのでねぇ……』
ブチチッ……何かが切れまくる音がした。
☆ ☆ ☆
「ところでアイラ、結婚前に一から淑女教育をやり直しなさい。祖母の実家へ行儀見習いに行くといい」
「えぇっ、そんな……わたし、次の小説を書くのに忙しくて……」
「(フリップとかいう優男に会わせる訳にはいかない)ひと月だけだから」
「ええ~……」
サウス家から脱出し、イケオジパトロン・ランベール・ギーズの養女になり、フェロモン大王・ジェシー・ウエストに捕獲されたアイラ/北橘佳奈は、ジェシー・ウエスト祖母の実家へ行儀見習いへ行かされてしまうのであった。
新たなDVの予感がする……。
☆ ☆ ☆
「これを机にしまっておくんだよ。必ず鍵をかけてね。何かあったらここにサインして伯爵に渡せばいいから。僕はいつでもアイラの味方だよ、好きなときにギーズ邸に帰っておいで。ところで、来月ミシェル・バルビエの演奏旅行があるから、一緒に回ろう」
「はい、お義父様」
アイラに渡されたのは、二通の『離婚届』だった。
☆ ☆ ☆
オリエンス侯爵から『隣国の養女になった娘を娶るとは、何を考えている、面倒見切れないぞ!』とお叱りを受け、無理矢理『選挙権の財産制限撤廃法案反対』の署名に名を連ねさせられそうになったジェシー・ウエストは、侯爵に猛反論をはじめるのだった。
パーティーではカレドニア若夫妻に遭遇するたびに、アイラとエリーゼが恥ずかしいバトルに突入するのである。
ときに情けなかったアラサ~ボッチ伯爵家当主ジェシー・ウエストは、とうとうブチ切れて覚醒し、第二形態へと進化した。
理想だった『平凡で幸せな生活』は崩れ、これからジェシー・ウエストの快進撃がはじまるとか何とか。
☆ ☆ ☆
「故国のクーデター政権がようやく瓦解したようだ。財産を没収されなければどんな政権でも構わないし、二度と政治の中央に出ることはない。そろそろ亡命連中と帰国して、二拠点生活をはじめよう。奥様と愛らしい息子はセントレ家を離れられないから、義娘を一緒に連れて行こう。一年くらいがいいかな。いや、予定は未定なのだ」
アイラ(北橘佳奈)の『明日はどっちだ』!?
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☞これでハッピーエンドという訳ではありません。人生は何十年も続くのです。今後の予定は――。
・ギーズ家(スキャンダル砲)
・ウエスト家(金持ち貴族砲)
・セントレ家(経済暗黒砲)
・オリエンス家(政治黒幕砲)
・カレドニア家(かるたバトル砲)
・タンディー家(第三の男砲)
・サウス家(頑張るしかない)
これらを巻き込んだ仁義なき戦いがはじまろうとしています。無責任なエンドでスミマセン。
☞アイラ(北橘佳奈)が心から愛するのは……このストーリーでは断定しません、今後違う男性を好きになるかもしれません。ただしフリップとミシェルはないです。
☞ギーズ周辺イケメン三人衆のイラストがあるといいなぁ……。
☞評価はともかく、ランベール・ギーズほかクズな連中を創作出来て嬉しいです。もしかしたら続編もしくは関連小説を書くかもしれません。この話をシリアスにしたら、誰かが犠牲になる気がします。
☞長い間ありがとうございましたm(_ _)m。
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