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エピローグ

 あれからすぐに僕はwizardになれなくなった。

強制的になれなくなり、クラミティも見えなくなった。

きっとみつが何かをしてくれたのだろう。

あの当時は必死に泣き頼んだ。

でも彼女はそれを受け入れずに魔女になることを決めた。

その途端僕は深い眠りに落ちてしまった。

二か月間眠っていたらしい。

目を覚ますと目の前には両親がいた。

あの憎たらしかった両親が目の前にいたのだ。

最初は自分の目を疑ったがどうやらそれは現実のようだった。

でもそのことはすぐに理解できた。

みつのお蔭で今まで食われてきた心が持ち主のもとに戻っていったのだなと。

それから日本の自殺率は激減し、GDPがぐんと上がった。

魔女になってしまったのは死ぬほど悲しかった。

でもこう考えるとあれで正解だったのかなと思う。

みつとはもう二度と

もう見えない

会えない


  



 学校生活の事だけど伊藤とは不思議と縁がなくなっていった。

話すこともなくなり気づけばあいつにも彼氏ができていた。

クラスのみんなとも相変わらず仲良く、あの不良集団とも若いすることができた。

なんやかんやで幸せだ。

クラミティがいなければこんなにもいい世界なのだ。

みつの事も伊藤の事もwizardの事もすべて忘れる。

とっくの昔に決めたことだ。

 今日も学校から帰宅する。

「ただいま。」

「お帰り~、お菓子あるよ」

そう顔だしてくれたのは母さんだった。

心を取り戻してからは僕にべったりだ。

「あ、荷物おいてから取りに行くね!」

幸せだ。僕は今とても幸せだ。

でも時々思い出してしまうんだ、みつの事を。



完結です。

ハッピーエンドとバッドエンドどちらがふさわしいですかね?

最後の彼女のように吟味してはいかが。

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