84/100
読書/スーザン・イーリア・マクニール『国王陛下の新人スパイ』 ノート20180623
スーザン・イーリア・マクニール『国王陛下の新人スパイ』圷香織翻訳 創元社2015
マギー・ホープのシリーズ第三作。
前作、『チャーチル閣下の秘書』でのナチス諜報機関がらみの事件を解決したことで、英国諜報機関MI-5に抜擢され、『エリザベス王女の家庭教師』でエリザベス王女とマーガレット王女二人の警護役を任された。警護役の任務でも敵諜報機関が仕掛けた謀略を見事にかわした。そして、今回のミッションは、ついに、ドイツ・ベルリンで、反ナチス勢力と接触するというものだった。敵地に潜り込んで乗った列車は、ナチスに占領された少年や、ユダヤ人一家が乗っていたりした。彼らはマギーに係ったことで死ぬ羽目になった。マギーたちは、ミッションそのものには成功するのだが、ナチスの真意である、ホロスコープそのものは未解決である。ヒロインは戦争の悲惨さに苛立つ。
『国王陛下の新人スパイ』スパイものの本領発揮となってきた。だが、ミステリー色が薄くなってきたこと、戦時中の風俗が、私的に、萌えではないのが困ったところ。私好みはやはり開戦前夜からダンケルクあたりまでの英国ものなので……。
ノート20180623




