表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
四愛 ~人生の価値~  作者: 尖角
-終の章-
22/22

~夢を見せる約束は、 俺に最後を魅せる~


















































 アリスに訊いたところ、現実の世界での俺は寝たきりの状態らしい。



 だが、俺はそれを聞いて安心した。  『それでいいんだ・・・』って、俺は安心した。






 ――そうやって、俺は心の底に“悲しき現実”というものを仕舞い込む。



 だって、そんなもの見たくもないんだ。  俺はもう、辛い思いなんかしたくない。



 俺はもう、心が引き裂かれるようなあんな感覚・・・もう二度と味わいたくなんかないんだ!











 でも、 確かに 現実の俺は独りぼっちで、傍から見たら寂しい人かもしれない。



 だけど、今俺がいる世界には、 誰からも理解はしてもらえないが、間違いなく雛菊がいる。




 俺は、この世界では独りぼっちじゃないんだ。  ・・・そのことだけが、俺にとっての救いだった。












































































 そんな俺を苦しみから解き放つために、アリスは言った―――――。


アリス;「夢を長い間 見るためには、代償として命を支払わなければいけないの」っと。



 それを俺は4つ目の夢の中で聞かされた・・・だけど、俺はさほど驚かなかった。



 っというよりも、良い思いが出来たんだ。  少しのリスクが伴うことは仕方がない。






 心を満たされた俺はもう、どこも痛くなんかない。 苦しくなんかない・・・。


 そうやって、俺という人間は―――――上条聖馬という男は、死んでいったのだった。






























































- /お わ り/ -











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ