表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ステファニーの矜持  作者: 和霞


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
5/5

5

「王妃なんか相応しくないぃぃ」


フォスター王子のキンキン声が響いた後、グッと空気が変わった。

かなりのオーラを感じ、そちらに目を向けると、国王がゆっくりと立ち上がった。


「これ以上見苦しところを見せるでない。

学園長より、階段から転げおちたフリをする、変わった令嬢の報告は受けておる。

フォスター、真実を見極められるか見守っていたつもりが、なんとも情けない。

其方は廃嫡じゃ。

クラランス家の後楯なく、其方のような愚か者が、どうやっても、この国を任せられるわけがない。

私利私欲より、この国の安寧を一番に考えるものでないと務まらん。

ユング、其方が第一皇子とする。

また、ステファニー・クラランスは引き続き、第一王子の婚約者としユングを支えてほしい。

これを王命とする。」


「父上、何をおっしゃっているんですか?

私、フォスターが第一王子です。」


もう、違うやろという、会場皆の総意も汲み取れていない。

そうゆうとこやぞ、フォスター。


ただのフォスターと、マーガレットは別室に有無を言わさず連れていかれた。


2人が参加していない卒業式は再び粛々と進み無事終了した。


王と王妃、宰相の父、そしてウララ男爵夫婦が、別室に待つフォスターさんとマーガレット男爵令嬢の元へ行く。


もちろん、婚約解消している私は余計な顔出ししませんよ。

当然、王家の有責として、書類だけお父様から受け取り、廊下でサインしたのでお家に帰らせていただきます。


昨今、浮気だとか、いじめだとか、深さに比べ固有名詞が軽すぎて嫌になるよね。


夕御飯を終え、ゆったりのんびりゴロゴロしていたところ、お父様がご帰宅だと家令が呼びにきた。


ずいぶんと時間がかかったのねと思いながら出迎えると、お父様は晴れ晴れしたお顔をしておりました。


最終的にフォスター様は、男爵家に入婿されるらしいです。

真実の愛、万歳。


早々にマーガレット嬢が王妃になれないなら嫌だ〜とか、フォスターさんが私と寄りを戻してやると宣わったのは、空耳で片付けられたらしい。


お父様が、その場にいる方々へ一言二言お伝えしたら、王と王妃は震え上がり、男爵夫妻は平伏したらしいの。

フォスターさんとマーガレット嬢も、急に悟りに入り寄り添っていたらしいので大団円。


そちらで勝手に幸せになってくれたまえ。


将来、どうなるかは分からないけれども。

少なくとも一緒に努力して頑張ってくれる人が夫となり、歩み進めるならば力の限り尽力します。  

 

王様、王妃様、今度はよろしくね。


権利を振るうのであれば、伴う義務と責任。

心して努めます。


さぁ、粛々と参りましょう。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ