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オモイ  作者: 塩じゃけ
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2

 教室のドアを開けると直ぐに声をかけられた。


「おはよう! ヨウ! 今日もひどい顔だな!」


 あいさつの後に、ミーちゃんと同じようなことを言ってきたのは、もう一人の幼馴染みであるアッちゃんだ。

 アッちゃんはサッカー部に所属している、爽やか好青年である。

 一度熱くなると、とことんやる性格で、去年の文化祭ではクラスの出し物に多いに貢献した。

 因みに、よくモテる。羨ましい。


「おはよう。アッちゃんもミーちゃんと同じことを言うんだね。さすが幼馴染み」


 そう言いながら苦笑すると、アッちゃんはそっぽを向いた。

 彼は照れているのだ。


「俺たちはお前のことを心配してんだよ。茶化すな」


 そう。彼らは知っている。

 この時期になると、ボクが情緒不安定になることを。

 ボクはこのことを、完璧に周囲に隠しているつもりなのだが、やはり長い間一緒にいると、分かるものらしい。


 苦笑ではなく、自然な笑みを浮かべてボクは言った。


「うん、ありがとう」

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